マネーフォワードと三井住友カードが資本業務提携!個人向け事業で新たな金融プラットフォームを構築
株式会社マネーフォワードと三井住友カード株式会社は、個人向け事業において、合弁会社の設立を含む資本業務提携を発表しました。両社は、それぞれの強みを生かし、より多くのお客さまのお金にまつわる課題解決を目指します。
今回の提携の背景には、デジタル化やキャッシュレス決済の急速な進展、新NISA制度の開始など、個人のお客さまを取り巻く金融環境が大きく変化していることがあります。マネーフォワードは、家計簿・資産管理アプリ『マネーフォワード ME』を提供し、お金の見える化サービスで高い評価を獲得しています。一方、三井住友カードは、デジタルをベースとした最先端のキャッシュレスサービスや、SMBCグループの総合金融サービス『Olive』を提供することで、金融サービスの「NEW STANDARD」を確立しています。
両社は、それぞれの強みを掛け合わせることで、お客さま起点の「オープンなお金のプラットフォーム」を創出し、革新的な顧客体験を提供することを目指します。
提携による具体的なサービス展開
今回の提携では、以下のサービスを検討しています。
シームレスな資金移動: 『マネーフォワード ME』と『Olive』の機能を連携させ、口座管理画面で複数の金融機関の残高を一括確認し、ドラッグ&ドロップ操作で資金移動が可能な機能を検討しています。
リアルタイムでの家計管理: 三井住友カードのクレジットカード利用情報と『マネーフォワード ME』の家計簿機能を連携させ、即時にクレジットカード利用情報を家計簿に反映する機能を検討しています。
自分だけのローン: 三井住友カードや『Olive』の利用状況と『マネーフォワード ME』の家計管理データに基づき、お客さまがお借入れ可能な金額を事前に提示する機能を検討しています。
ポイントがたまる家計簿: 『マネーフォワード ME』の利用状況に応じて、三井住友カードの「Vポイント」が貯まる機能を検討しています。
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AIアシスタントによるお金のサポート: お客さまの家計・資産状況や金融サービス利用状況を分析し、最適なお金の使い方を提案するAIアシスタント機能を検討しています。
合弁会社設立について
両社は、合弁会社を設立し、2024年12月からの事業開始を予定しています。合弁会社は、新たな金融サービスの開発や提供を通じて、個人のお客さまの金融生活をより豊かにすることを目指します。
まとめ
マネーフォワードと三井住友カードの資本業務提携は、個人向け金融サービス業界にとって大きな転換点となります。両社の強みを活かした新たな金融プラットフォームは、お客さまに革新的な顧客体験を提供するとともに、金融業界全体の進化を加速させる可能性を秘めています。今後の展開に注目です。