近鉄電車で運ぶ河南町の新鮮イチジクがハルカスに登場！

近畿日本鉄道株式会社、株式会社近鉄百貨店、道の駅かなん、河南町がタッグを組み、毎週金曜日に河南町の特産品、イチジクを大阪阿部野橋駅に届けています。この新鮮なイチジクは、道の駅かなんで収穫されたもので、鮮度が特に重視されています。

この魅力的な取り組みがスタートしたのは、令和6年の9月20日からで、約1か月間の間にわたりイチジクの販売が行われます。河南町は全国で3位のイチジク生産地であり、その中でも地元農家の手によって丁寧に育てられた完熟のフルーツが集まりました。イチジクは、収穫後すぐに食べるのが美味しさのポイントですが、取り扱いの難しさから農家にとっては課題も多い果物です。

しかし、近鉄は鉄道輸送を利用することで、この課題を解決しました。新鮮なイチジクをその日のうちにあべのハルカス近鉄本店に届けられるため、購入したい消費者にとっても嬉しいニュースです。

販売価格は700円（税込）。これにより、河南町の特産品を関西圏の多くの人々に広めることができます。この取り組みは、イチジクだけでなく、付随して地域の魅力を伝える重要なパイプ役にもなります。

河南町の森田町長もコメントを寄せており、「河南町のイチジクは、農家の方々が手をかけて育てた大切な果物です。鉄道輸送を活用できることで、新鮮なイチジクを届けられることを大変嬉しく思っています」という熱い思いを語りました。この取り組みによって、二酸化炭素の排出量が削減され、ドライバー不足といった社会的問題の解決にも寄与することが期待されています。

このように、新鮮なイチジクを電車で輸送することで、農業、公民、交通業界が連携した新しいビジネスモデルが確立されつつあります。河南町は大都市近郊の特性を生かし、今後も新鮮な野菜や果物を生産し続けていくことでしょう。

皆さんも、ぜひこの取り組みを利用して河南町の新鮮なイチジクを味わってみてください。ハルカスで手に入るイチジクを通して、地元の魅力を再発見しましょう。地元の農産物が、どのようにしてあなたの食卓に届くのか、その背景に触れることもこのイベントの楽しみの一つです。