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「JFA・キリン ビッグスマイルフィールドin能登町」で被災地に笑顔と希望を届ける

2024年1月1日に発生した能登半島地震の復興支援として、日本サッカー協会（JFA）とキリンホールディングス株式会社が共同で企画した「JFA・キリン ビッグスマイルフィールドin能登町」が、5月12日（日）に石川県能登町立柳田小学校体育館で開催されました。

このイベントは、JFAとキリンが東日本大震災や熊本地震の際にも実施してきた復興支援活動の一環です。過去には延べ10万人以上の子どもたちに笑顔を届けてきました。今回の能登半島地震では、被災地の住民から「集まる機会が減った」「新しいコミュニティが欲しい」「体を動かせる楽しい時間が欲しい」といった声が寄せられたことを受け、サッカーを通じて地域社会の活性化を図ることを目的として企画されました。

今回のイベントの特徴は、年齢や性別、サッカー経験の有無を問わず参加できる「ウォーキングフットボール」を採用したこと。走らずにボールを扱うこのスポーツは、誰もが気軽に楽しめる点が魅力です。

イベントには、元日本代表の巻誠一郎さんがゲストとして参加。巻さんの登場には、地元住民から大きな歓声が上がりました。開会式では、JFA関係者から「ボール一つで喜びを分かち合い、つながる力強さを実感してもらいたい」というメッセージが送られました。巻さんも「サッカー未経験者も楽しめるウォーキングフットボールを通じて、皆さんと交流し、笑顔を共有したい」と挨拶しました。

イベントでは、参加者たちは年齢や経験を超えてチームを組み、ウォーキングフットボールを楽しみました。体育館内からは笑いと歓声が響き渡り、参加者たちの笑顔が印象的でした。各チームはオリジナルのゴールパフォーマンスを披露し、会場の熱気をさらに高めました。巻さんも参加者たちと積極的に交流し、一緒にゴールパフォーマンスをしたり、ハイタッチをしたりするなど、温かい雰囲気の中でイベントは進みました。

キリンホールディングスの関係者は、「地元のニーズを聞き、一人でも多くの人に笑顔を届けたいという思いからイベントを開催した」と語っています。また、今回のイベントを皮切りに、今後珠洲市、輪島市でも開催予定とのことです。

巻さんはイベント後、「被災地の皆さんの笑顔と笑い声が溢れた素晴らしいイベントだった。震災後の生活に疲れているという声もある中、このタイミングで開催できたことに意味があると感じている」とコメント。JFAとキリンと共に、今後も被災地の支援を続けていくことを表明しました。

閉会式では、巻さんから「サッカーの可能性を信じて、被災地支援活動を続けていきたい」という力強いメッセージが送られました。キリン関係者も、「ウォーキングフットボールを通じて、年齢や性別、経験に関わらず参加できるイベントができたことを嬉しく思う。今後もJFAと共に、サッカーを通して被災地を応援していきたい」と述べ、イベントは幕を閉じました。

このイベントは、スポーツの力によって被災地の復興を支援する素晴らしい取り組みとして、大きな感動を与えました。JFAとキリンの継続的な支援に期待したいところです。

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