新NISA活用の実態調査
メットライフ生命保険株式会社が発表した調査結果によれば、新NISA制度が始まってからの1年で、資産形成に関する意識や実態に大きな変化が見られました。この調査は全国で20代から60代の男女約3,000人を対象に行われました。近年の経済変動や物価上昇を受けて、NISAの利用者はどのように資産形成に取り組んでいるのでしょうか。
調査結果の概要
調査によると、NISA利用者の運用成果は全体の約75%がプラスとなっており、これにより資産形成に対する意識が高まっていることが明らかになりました。具体的には、プラスの運用成果を上げた人の中で、「0円以上10万円未満」の金額帯が最も多いとのことです。この結果から、NISAが資産形成の手助けになっていることが分かります。
相場変動時の心構え
また、相場変動時の意識についても興味深い結果が出ました。NISAを利用している人の約90%は、相場が急変しても投資をやめたいとは思わないと回答しており、約70%はこの状況をチャンスと捉えています。一方で、NISA未利用者は相場の変動に対して不安を感じる割合が高く、投資をやめたいと考える人が多い傾向にあります。
投資に対する意欲と知識
さらに、NISA利用者は長期的な資産形成を志向し、75%以上が資産運用の必要性を感じています。逆に、NISA未利用者は資産運用より節約を重視する傾向にあり、投資への意欲は低いことが浮き彫りになりました。金融リテラシーに関しては、NISA利用者は経済や金融への学びに高い意欲を持っており、4割以上が有償での学びにも前向きな姿勢を示しています。
ニュースに対する関心
また、NISA利用者は株価や海外経済に対する関心が高く、特に米国大統領選などの国際情勢にも敏感です。これに対して未利用者は物価上昇や年金問題に関心が寄せられています。これらの結果から、NISA利用者と非利用者の間には、金融知識や経済情勢への関心度に大きな差が存在することが確認されました。
今後の展望
メットライフ生命は今回の調査を通じて、新NISA制度が多くの人々の資産形成にプラスの影響を与えていることを認識しました。これからも急速に変化する経済情勢を反映させながら、消費者のニーズに寄り添った商品やサービスを展開していくことを目指しています。さらなる調査結果については、詳細なレポートも公開されていますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。
メットライフ生命は、1973年に日本で営業を開始した外資系生命保険会社です。多様なニーズに応えられる商品を提供し続けています。詳細については公式サイトをご参照ください。