智頭町の未来を育む
2024-10-02 05:11:34

大学生が智頭町で環境保全活動に参加し未来の森を育む

2024年9月、東京の中央大学と東京海洋大学の学生7名が鳥取県智頭町を訪れた。彼らは地域の住民と手を取り合い、森林保全を目指す「未来へつなぐ森:共創プロジェクト」に参加。その目的は、次世代に環境保全の重要性を伝えることにあった。

智頭町は森林面積が90%を超えるエリアであり、特に人工林が78.6%を占める。長年の林業の発展と共に、現在は担い手不足といった課題にも直面している。そのため、プロジェクトでは地域の自然資源の価値を知ってもらうべく、多様なワークショップを企画。

初日は、智頭町地域林政アドバイザーとして活動する國岡将平氏と元鳥取大学教授の山本福壽氏がナビゲーターとして参加。参加者は芦津渓谷の天然林を訪れ、豊かな自然環境を体感。それに加えて、鹿害や腐朽菌による被害という現実も直視し、これらが森林に与える影響について深く考える機会となった。さらに、天然林から採取したトチノキやドングリの種子を「キャロウェイの森」で植える作業にも取り組み、持続可能な森の形成に寄与した。

2日目は、芦津地区にてよもぎ摘みを体験し、さらに「みたき園」での協力のもと、よもぎ餅作りを行った。様々な自然の恵みを感じるこの体験によって、地域の農産物の魅力も再認識されることとなった。また、智頭町百人委員会とのディスカッションでは、住民主体の地域活動の重要性や、地域資源の循環型利用について意見交換を行った。

最終日には、旧山形小学校で智頭杉を使用したネームタグ作りに取り組み、学生たちは手作業で自分の名前を刻みつけた。この貴重な体験を通して、地域の素材の価値を感じ、今後の持続可能な活動にも目を向けるきっかけとなった。

参加した学生たちからは、「智頭町の林業の取り組みに感銘を受けた」「木の伐採の現場を直接見学し、課題を実感できた」といった声が上がり、彼らにとって意義深い経験となったようだ。

キャロウェイゴルフは、この活動を今後も続け、大学生たちを巻き込んだ森林保全の取り組みを推進することを約束している。美しい自然環境を次世代へと引き継ぐために、智頭町が抱える課題の解決に向けて努力を続けていく予定だ。このように、現地との密接な協力を通じて地域の魅力と可能性を再発見する活動は、訪れた学生たちに新たな視点を提供するだけでなく、地域の持続可能な未来を築く一助にもなるのだ。持続可能な社会を実現するためには、一人ひとりの意識と行動が必要不可欠であることを、彼らは実感したに違いない。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

画像13

画像14

画像15

画像16

画像17

画像18

会社情報

会社名
キャロウェイゴルフ株式会社
住所
東京都港区白金台5-12-7MG白金台ビル
電話番号

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。