ホットリンクのAI活用
2025-02-17 11:31:56

生成AI活用の現状と展望を探るホットリンクの社内調査結果

株式会社ホットリンク、生成AIに関する社内調査を実施



株式会社ホットリンク(東京・千代田区)は、生成AI工具の活用に関する第4回社内調査の結果を発表しました。最近のデジタル化の波の中、ホットリンクは「AIドリブンカンパニー」としての進化を図るべく、ビジネスモデルの変革を続けています。水面下で進むこの取り組みに目を向けてみましょう。

調査の背景



総務省の「令和6年版情報通信白書」によると、日本国内での生成AIの導入率は、メールや議事録の補助に使用されている割合が46.8%にとどまっています。この数値は、アメリカやドイツ、中国といった先進国に比べ、かなり低い水準です。それを受けてホットリンクは、2023年から業務におけるAIの活用を開始しました。特にChatGPTの導入を進め、2024年4月からは全社的にAIを活用する取り組みを強化する予定です。

この試みを進めるにあたり、社内で定期的に行うアンケートでは、社員のAI活用状況や意識を評価しています。今回の調査は2025年1月14日から1月23日の期間に実施され、117名の社員が回答しました。

調査結果の概要



1. AIサービスの利用頻度



調査結果によると、ChatGPT等のAIサービスを「毎日使っている」という社員の割合は、2024年4月の19.5%から2025年1月には59.8%に増加しました。「週に3〜4回使う」という回答も高い水準を保っています。こうした数値の増加は、生成AIの導入効果の表れといえます。

2. 利用効果の認識



AIサービスを導入した結果、業務の効率が向上したと感じる社員が65.2%にのぼり、「業務の質が31〜60%向上している」と回答した人が多数を占めました。また、「61〜100%向上している」という意見も13%あり、一定の効果が見られます。

3. 業務時間の短縮



AIサービス導入後、業務時間が短縮された割合は46.5%であり、計画した業務をスムーズに進行させる一助となっています。12.3%の社員は「大幅に短縮できた」とも回答し、業務改善に寄与しているようです。

4. ポジティブな意見



ポジティブな効果として多く挙げられるのは「業務の効率化」や「スピードアップ」です。「確認作業が減り、業務が迅速に進む」「アイデアの発展に役立つ」などの声が聞かれ、業務負担が軽減される新しい視点を得る手助けとなっていると感じているようです。

5. ネガティブな意見



一方で、AIの出力精度や信頼性に関するネガティブな意見も浮上しました。AIの出力が不安定であり、意図通りの結果を得られないことや、精度が低い場面がしばしばあるとのこと。「特になし」という中立的な回答も一定数存在しました。

今後の展望



執行役員で経営企画担当の大野俊太郎氏は「調査結果が示すように、社内でのAI利用が拡大していることは喜ばしい」としつつも、「AIの進化は止まらないため、社内の基盤をアップデートし続ける必要がある」と述べています。新しい時代の中で、ホットリンクとして生産性向上や、高付加価値化に全力で取り組んでいく方針を示しています。

株式会社ホットリンクについて



ホットリンクは、SNSマーケティング支援のコア企業として、企業のマーケティング活動を強化するために、ソーシャルビッグデータを活用しています。2000年設立で、これからもデータの力で社会に貢献していく所存です。

さらに、AIを中心とした新たなビジネスモデルの構築をめざし、今後も積極的に技術革新を行っていく予定です。


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会社情報

会社名
株式会社ホットリンク
住所
東京都千代田区富士見一丁目3番11号 富士見デュープレックスビズ5階
電話番号
03-6261-6930

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