AIガバナンス実務フレームワークウェビナー報告
株式会社MONO BRAINは、2026年2月23日に「AIガバナンス実務フレームワーク」に関するウェビナーを無償で開催しました。このイベントは、フレームワークが発表された後、参加者から寄せられた質問を基に企画されました。
ウェビナーの目的と内容
多くの参加者が「実際の活用方法を知りたい」といった具体的な関心を寄せており、特に監査対応や社内利用におけるガバナンスの必要性についての疑問が数多く飛び交いました。ウェビナーの狙いは、これらの質問に対して明確な答えを返し、実践的な知識を提供することです。
ウェビナーのプログラムには、AIの設計や運用、監査の観点からフレームワークを分解し、参加者が実際にチェックシートを用いて自分自身の理解度を確認する形式が取り入れられていました。これは単なる理論に留まらず、実践的なアプローチで参加者に「自社のAIの現状」を把握させる試みでした。
具体的な問いで現状を可視化
このウェビナーでは、以下のような具体的な問いによってガバナンスの重要性が強調されました。
- - 責任者は明確か:担当者が職位や氏名まで明示されているか。
- - 学習データの中身:AIがどのような学習データを用いているか説明できるか。
- - 外部依存の把握:外部APIやオープンソースソフトウェアへの依存状況を理解しているか。
これにより、参加者は自社のAIプロジェクトがどのような状態にあるのかを可視化することができました。
参加者からの質問と回答
質疑応答のセッションでは、「社内で外部AIツールを利用しているだけでもガバナンスが必要か」との質問が特に印象的でした。MONO BRAINの代表、加藤氏は次のように応答しました。
>「外部ツールを使用している場合でも、それをクリティカルな用途に使用するのであれば、ガバナンスは不可欠です。」
加藤氏はこの重要性を「AIのリスクは、製造者に依存しない。利用目的、入力データ、出力結果が業務判断にどれほど影響を及ぼすかによって決まる」と明言しました。
企業が抱える課題
ウェビナー中に実施したアンケートでは、参加者の多くが以下のような「グレーな状態」を抱えていることが明らかになりました。
- - 部署単位での責任者の決定。
- - 依存関係の把握不足。
- - ログは存在するが、即座に停止できる設計になっていない。
これらは、リスクが顕在化していない段階での問題であり、問題が発生した際に適切に説明できない可能性を示しています。
参加者の感想
参加者からは、「倫理的な問題ではなく、事業リスクとして整理されていて納得できた」、「社内の説明に活用できる内容だった」という声が寄せられました。また、ウェビナーを通じて「今は事故が起きていないだけであることに気付いた」という感想も多く寄せられました。
フレームワークのアップデート
今回のウェビナーで得られたフィードバックを基に、AIガバナンス実務フレームワークは第二版として改訂されています。この改訂では、図解を増やし、業界の実務者の意見が反映され、専門用語の整理が行われたことで、社内での展開がさらに容易になりました。
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