NPS調査2025結果
2025-11-05 11:58:51

対面証券部門NPS調査2025、SMBC日興証券が首位獲得

SMBC日興証券が対面証券部門のNPS調査で優勝



2025年の対面証券に関するNPS(Net Promoter Score)ベンチマーク調査の結果が発表され、SMBC日興証券が首位に立ちました。調査を実施したのはNTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社。この調査は、顧客推奨度やロイヤルティを測定するためのもので、顧客がどの程度その会社を推奨したいと思っているかを示します。

調査結果概要


調査対象は5社で、SMBC日興証券のNPSは-38.4、続いて三菱UFJモルガン・スタンレー証券が-41.6、大和証券が-43.3という結果でした。平均NPSは-42.3であり、それらの企業の中で、SMBC日興証券は他社に比べて高いロイヤルティを得ていることが分かります。トップとボトムとの差は5.9ポイントであり、この数値は顧客が各証券会社に感じている安心感の差を示しています。

ロイヤルティの形成要因


調査をさらに深掘りすると、ロイヤルティに影響を与える要因が明らかになりました。その中で顧客に寄り添う姿勢や、問い合わせ時の応対品質が特に重視されていることが確認されました。一方、改善が求められる部分も浮き彫りになり、「資産運用に対する成果」や、役立つ情報の提供、アフターフォローの手厚さが重要視されていることが示されています。特にお客様の資産状況やニーズに応じた的確なアドバイスを行う担当者のヒアリング力や提案力は、今後の改善に向けて注目されるセクションです。

市場動向の影響


近年の地政学的リスクや世界経済の不確実性は市場動向に大きな影響を与えています。本調査によれば、急変する市場において証券会社からの情報提供が、顧客の不安を緩和するかどうかにおいて大きな役割を果たすことが示されました。特に、業界トップのSMBC日興証券では、顧客が市場の動向に関する案内を受けることで、安心感を得られたというデータが確認されました。調査結果によると、約33.4%の人が情報提供により不安が解消されたと回答しています。

セキュリティと顧客意向


また、証券会社におけるセキュリティ対策の認知度も顧客のNPSに影響を与えることが確認されました。多要素認証や取引履歴の通知といった取り組みを知っている顧客は、そうでない顧客に比べて高いNPSを示しました。このことから、証券業界はセキュリティ対策の強化が顧客ロイヤルティに結びつく可能性が高いことがわかります。

結論と今後の展望


今回の調査結果は、マネーマネジメントの重要性や顧客サービスの質が企業の成長にどれだけ寄与するかを示しています。特に、今抱えているニーズに対してどのように応えるかが、顧客の信頼を得る鍵となるでしょう。次回の調査リリースでは、ネット証券や他の業種についても調べられる予定であり、今後の展開に注目が集まります。顧客のロイヤルティを向上させるための取り組みがますます求められるでしょう。


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会社情報

会社名
NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社
住所
東京都品川区大崎1-5-1大崎センタービル4階
電話番号
03-4330-8422

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