ディリジェントとパーセフォニが手を結び、サステナビリティ戦略を強化
近日、ガバナンス、リスク、コンプライアンス(GRC)分野で知られるディリジェントと、企業向けのサステナビリティ管理をリードするパーセフォニが、サステナビリティ領域における戦略的パートナーシップを結びました。この提携により、企業が抱える複雑なサステナビリティの課題に対応し、より良い戦略的目標の達成を支援していくこととなります。
提携の背景と意義
このパートナーシップは、昨今、企業のサステナビリティ報告義務が強化される中、タイムリーな発表となりました。EUでは「企業サステナビリティ報告指令(CSRD)」が施行されることになり、これから数千の企業が排出量の報告を義務付けられるという流れがあります。また、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)による新しい報告基準の採用も進んでおり、透明性と一貫性のある開示が求められています。
ディリジェントはこれによって、カーボンアカウンティング分野のクライアントをパーセフォニのプラットフォームに移行し、この分野でのイノベーションを強化すべく出資も行います。こうして両社の強みを活かし、ESG(環境・社会・ガバナンス)領域での持続可能な成長を後押しすることを目指します。
先進的な技術とサポート
提携の一環として、ディリジェントのクライアントは高度なサプライチェーンのサステナビリティソリューションをはじめ、AIを駆使した開示準備支援など、世界的水準のカーボンフットプリントの管理機能を利用することが可能になります。これにより、企業はスコープ3を含めた多様な課題に対し、より適切な対応ができるようになります。
ディリジェントのゼネラルマネージャー、アマンダ・カーティ氏は「私たちは、顧客が今日の課題に対応し、明日のニーズに備えるためのソリューションを提供することに注力しています。パーセフォニの技術と明確なビジョンは理想的なパートナーであることを示しています。この提携を通じて、カーボンアカウンティングにおける価値提供をさらに拡大できることを楽しみにしています」と話しています。
一方で、パーセフォニのCEOである川森健太郎氏は、ディリジェントが自身を選んだことに対して「これはパーセフォニの技術力とビジョンの強力な信任を示すものです。今後、両社が力を合わせることで、サステナビリティの未来を共に形作ることができるのを大変光栄に思います」と述べています。
結論
ディリジェントとパーセフォニは、今後もサステナビリティ報告の新たなスタンダードを構築し、企業が持続可能な成長とリーダーシップを実現するために必要な支援を行っていく所存です。こうした取り組みが、企業の持続可能な発展に寄与し、社会全体の意識向上につながることを期待しています。