Planet Debugで進化
2021-12-07 13:30:02

MIKROEが発表したPlanet Debugで組み込み開発が進化する時代

MIKROEが新たな組み込み開発の形、HaaS「Planet Debug」を発表



組み込み業界に革命をもたらす製品として、MIKROEが新たに発表した「Planet Debug」は、HaaS(ハードウェア・アズ・ア・サービス)のコンセプトを取り入れた画期的な開発ステーションです。このプラットフォームは、設計時間を短縮し、コストを削減することで、多様なニーズに応える柔軟な開発環境を提供します。

HaaSによる開発の柔軟性



MIKROEのCEO、Neb Matic氏によれば、Planet Debugを利用することで、開発者は異なるハードウェア・アプローチを自由に評価でき、設計期間をわずか10日程度に短縮できるとのこと。具体的には、1日4米ドルで74種類以上の開発ボードから選択し、自身のMCUやペリフェラル、ディスプレイの組み合わせを構成できるため、ハードウェアの取得や新しいソフトウェアを学ぶ必要がありません。

このプラットフォームは、特に教育環境においてもリソースの共有を可能にし、早期の立ち上げが可能なため、学生からプロフェッショナルまで幅広いユーザーに適しています。さらに、設計者が最も価値を置く時間を有効に活用できるようにするために、Planet Debugは素早い立ち上げと変更への対応を実現します。

リアルな体験が可能なNECTO



Planet Debugの魅力は、NECTOを通じてリアルなボードの画像をリアルタイムで確認できることです。これにより、設計者はシミュレーションに頼ることなく、実際の環境に近い状態で開発を進めることが可能になりました。このようなリアルタイムでの評価が、開発プロセスに大きなメリットをもたらします。

世界中どこでも利用可能



現在、Planet Debugのサービスはセルビアのノヴィ・サド大学、アメリカのミネソタ州及びメキシコのMIKROEの各拠点にて展開されていますが、MIKROEは将来的にアジアでの設置も計画しています。Neb Matic氏は、これらの設備が世界中のどこからでもアクセス可能であることを強調しており、これによって国境を越えた設計者のコミュニティが形成される見込みです。

産業における影響と未来



MIKROEは、組み込み設計におけるハードウェアの未来がHaaSにあると確信しており、Planet Debugプラットフォームが組み込み業界に革新をもたらすと信じています。これまでも数多くの業界スタンダードを生み出してきたMIKROEが、次はどのような新技術を提案してくるのか、今後の動向に期待が高まります。

MIKROEは、2011年のmikroBUS(TM)開発ソケット標準の発表以来、数々の革新的な製品を市場に投入してきました。今や業界のリーダーとして、1,000種類以上のClick boardsを提供しつづけ、主要なマイクロコントローラ企業とも連携しています。このような背景を持つMIKROEの新しい挑戦は、間違いなく組み込み開発の新時代を切り開く鍵となるでしょう。

会社情報

会社名
MikroElektronika D.O.O.
住所
Batajnicki drum 23, 11186 Zemun, Belgrade, Serbia
電話番号

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