樫尾発明コンテスト
2025-11-17 14:36:25

発明家の志を引き継ぐ!第8回樫尾俊雄発明アイディアコンテスト

発明家の志を引き継ぐ!第8回樫尾俊雄発明アイディアコンテスト



発明により社会に貢献したいという思いから始まった「樫尾俊雄 発明アイディア コンテスト」。今回で8回目を迎えたこのコンテストでは、日本各地の小学生が集まり、自らの発明アイディアを競い合いました。樫尾俊雄発明記念館もその背景にあります。これは、カシオ計算機の創業者の一人である樫尾俊雄が持つ理念を次世代に伝えることを目的とした活動です。

第8回コンテストの開催


2025年11月16日、オンラインで行われた最終選考会には、全国から302作品が集まりました。これらは厳選された10作品に絞られ、各カテゴリーで優秀なアイディアが評価されました。選考には、特定非営利活動法人ガリレオ工房の名誉理事長、滝川洋二氏を始め、多数の専門家が参加し、その審査は公正かつ厳格に行われました。

最優秀賞受賞者


今年の最優秀賞である「樫尾俊雄賞」に輝いたのは、低学年部門から東京都のサレジアン国際学園目黒星美小学校2年の鳥海 櫂生さん、高学年部門から愛知県の刈谷市立亀城小学校6年の加藤 遥乃さんです。鳥海さんは昨年に続く連続受賞となり、彼の作品「のびーるスニーカー」は、雨の日の靴の悩みを解消する、一風変わったアイディアを形にしました。

加藤さんの「遺品トークン」も斬新で、未来の戦争体験を次世代に伝える手段を提案しました。これらは単なる発明アイディアの枠を超え、社会的な意義を持つ作品ばかりです。

その他の受賞作品


優秀賞には「発明記念館賞」があり、低学年部門では広島県の神石インターナショナルスクール3年の菅野 貴仁さん、高学年部門では長崎県の精道三川台小学校4年の南 遥紀さんが受賞。菅野さんは「のびる、ちぢむ、すりすりつりかわ」を提案し、南さんは「ペットボトルでレッツ!トレーニング!!」を発表しました。これらのアイデアは、日常生活を便利にするための工夫が盛り込まれています。

審査員特別賞とアイディアのユニークさ


さらに、審査員特別賞は多彩な才能を持つ受賞者からなり、様々な視点で創造されたアイディアが評価されました。低学年から高学年まで、子供たちの視点から見たユニークなアイディアが随所に散見されます。アイディアには、体の不自由な方を支援する発明や、健康をテーマにしたものなど、社会のニーズに応える作品が目立ちました。

樫尾 隆司審査員長の言葉


審査員長である樫尾隆司氏は、「人の役に立つものを作ることの喜びを、子供たちに伝えたい」との思いを述べました。彼の言葉に込められたメッセージは、このコンテストが単なる発表の場ではなく、未来を担う子供たちに向けた大きなステップであることを示しています。

受賞作品の展示


受賞したアイディアは、東京都世田谷区の樫尾俊雄発明記念館にて展示される予定です。子供たちの斬新な発想や、社会貢献への思いを実際に見る機会は貴重です。今後も、このようなイベントが継続し、より多くの発明家が育つことを期待しています。

このコンテストを通じて、次世代を担う子供たちが、更なる創造性を発揮し、未来の社会に貢献できることを願ってやみません。

会社情報

会社名
一般財団法人樫尾俊雄記念財団
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