ジェイファーマ株式会社が新たな経営体制を発表
2025年4月1日、ジェイファーマ株式会社(本社:神奈川県横浜市)は臨時株主総会及び取締役会を経て、元ペプチドリーム株式会社の舛屋圭一氏が代表取締役Co-CEOに就任したことを発表しました。これにより、吉武益広社長と舛屋圭一氏の二人体制が新たにスタートし、更なる事業成長を目指します。
舛屋圭一の就任の背景
ジェイファーマは2018年に吉武益広のリーダーシップのもと、創業以来の企業理念に基づき、LAT1創薬領域での地位を確立しました。特にがん患者向けの「ナンブランラト」や多発性硬化症治療を狙う「JPH034」といった革新的な医薬品の開発が進行中です。舛屋氏の就任は、これらの事業を更に拡大するための重要なステップとなります。
ナンブランラトは、その臨床試験において特筆すべき成果を上げており、米国FDAからも臨床試験開始に向けた承認を受けました。2030年の米国での承認に向け、グローバル第3相臨床試験が本年中に開始予定です。
舛屋氏のプロフィール
舛屋圭一氏は、スイスのノバルティス、そしてペプチドリーム株式のCOOとして、研究開発を主導していました。彼のキャリアにおいて、企業成長を40倍にするという成果を上げるなど、業界内での評価も高い人物です。彼がジェイファーマに加わることでのシナジーに期待が寄せられています。
ジェイファーマの今後の展望
舛屋氏は、新体制のもとで既存事業に加えて新たな戦略を展開し、他社とのコラボレーションを進め、グローバルに戦える企業の確立に貢献したいとの意気込みを示しています。この姿勢は、ジェイファーマの将来に対する期待を更に高めるものであり、医薬品開発の分野でのリーダーシップを強固にするでしょう。
経営体制の強化
新たな役員体制のもと、舛屋氏はコーポレートガバナンスの強化を重要視しています。舛屋氏、吉武社長、及びCFO藤本の強力なチームが一体となって、グローバル開発計画や事業化を加速させ、ジェイファーマの事業価値最大化を目指します。特にCFO藤本のもとでの資金調達も進んでおり、企業の財務基盤も安定しています。
まとめ
ジェイファーマ株式会社は、舛屋圭一氏の就任によって株式会社としての新たなステージへ進化することを目指しています。彼の経験とビジョンが、新薬開発において重要な役割を果たすことが期待されます。この新たな経営体制が成功を収めることで、特に「ナンブランラト」などの革新的な医薬品が市場に登場し、多くの患者に希望をもたらすことを期待しましょう。