舞台『オサエロ -2024-』が再演決定
多岐にわたる活動を展開する清水一輝が企画した一騎討ちProjectの第7弾、舞台『オサエロ -2024-』が2024年10月から11月にかけて上演されることが正式に発表されました。この再演は、2017年に初演された『オサエロ』を基にしたもので、清水自身が強い思い入れを持つ作品となります。
今回の舞台は、「戦争」をテーマとしており、特に未来を担う若者たちに向けて深いメッセージを届けることが期待されています。この公演は、兵庫県にある私立神港学園高等学校の100周年記念芸術鑑賞会においても上演されるため、特に意義深いものとなるでしょう。
作品の背景と制作陣
作・演出には、広島出身の藤森一朗が引き続き担当します。藤森は過去の演技経験を生かし、情熱を込めた演出を行っています。主演には、幅広い舞台経験を持つ室龍太が浅井勝彦役として出演。この公演での演技に関して、彼は「多くの人に伝わる作品にしたい」と意気込みを見せています。さらに、プロデューサーとしても関与する清水一輝も中原修役で舞台に立ちます。
ヒロイン役には、舞台『湯を沸かすほどの熱い愛』での名演が印象的な瀧野由美子が登場し、他にも宮下貴浩、太田夢莉、梅山恋和といった豪華なキャスト陣が名を連ねます。彼らの個性豊かな演技がどのように結集されるのか、非常に楽しみです。
物語のあらすじ
本作の物語は小佐野が「中原」という人物を探しているところから始まります。彼の祖母が癌を宣告された後、「中原と会いたい」と口にしていましたが、その願いは叶わぬまま、祖母は小佐野に手紙を託します。その手紙には、幼馴染だった「中原」に関する重要な情報が含まれており、これを受けて小佐野は「中原」に会う決心を固めます。
物語は、太平洋戦争の末期に焦点を当て、「特攻隊」にまつわるエピソードが語られます。戦争によって命を奪われた若者たちの歴史を、観客と共に考える機会となることでしょう。特に作・演出を務める藤森は、戦争の愚行について深い憤りを抱き、「多くの若者が犠牲になった過去を忘れないでほしい」と強調しています。
公演情報
東京公演:10月30日〜11月4日、こくみん共済 coopホール/スペース・ゼロ
神戸公演:11月14日、神戸新聞 松方ホール(学生団体を招待する公演)
S席:10,000円 / A席:9,000円(当日券はプラス500円)
チケット販売は9月4日に先行販売が開始され、9月25日から一般発売が行われます。