自律輸送ロボット『Karugaroo』が横浜で初登場
2021年11月10日から11日までの二日間、横浜のパシフィコ横浜で開催される「横浜ロボットワールド2021」に、居住空間向け自律輸送ロボット『Karugaroo(カルガルー)』が出展される。このロボットは、物を運ぶだけでなく、コミュニケーション機能を備えており、様々なシチュエーションで活躍が期待されている。
『Karugaroo』の特長
『Karugaroo』は、カンガルーを模したデザインで、ただの輸送機能に止まらず、ユーザーとの対話ができるのが最大の魅力。搭載されているシッポの機構により、エレベータのボタンやインターホンを自律的に操作することができるため、特別なインフラや連携は一切必要ない。また、ポケットに装着されたタブレット端末では、商品購入のためのバーコード読み取りや、指定した部屋への物の輸送もサポートする。
活躍が期待されるシチュエーション
- - オフィス: お茶出しや顧客対応など、日常業務のサポートに。
- - マンション内: フードデリバリーや宅配物の運搬、さらには小売販売での活用が見込まれる。
- - 医療機関: 非接触での薬の運搬により、患者への安全なサービス提供を実現。
他の出展技術
展示ブースでは、もう一つの注目技術として、巻尺を用いた伸縮突出アクチュエータ『BambooShoot Actuator』が紹介される。このアクチュエータは、省スペースで大きなストロークを実現することができる特許技術であり、軽量で導入のコストも抑えられる。
株式会社RoboSapiensについて
『Karugaroo』の開発を手掛けている株式会社RoboSapiensは、人と触れ合うことを前提にしたロボット開発とインターフェース設計を行っている。「ロボットで人々の生活を豊かにする」という理念のもと、全ての人が安全かつ快適に日常生活を送れるようなロボットを目指している。
代表者のプロフィール
代表取締役の長尾俊氏は、東京大学にて機械情報工学を学び、インターフェースに関する研究を行ってきた経歴を持つ。2012年には未踏IT人材育成事業にて注目を集め、2020年にRoboSapiensを設立した。長尾氏のビジョンは、「人と共生できるロボットの開発」であり、理想的なインターフェースを通じて、より良い社会の実現を目指している。
イベント詳細
- - イベント名: 横浜ロボットワールド2021
- - 日時: 2021年11月10日(水)〜11日(木) 10:00〜17:00
- - 場所: パシフィコ横浜(神奈川県横浜市西区みなとみらい1-1-1)
- - 出展内容: ロボット開発技術やAI技術に関する情報が提供されます。
この機会に、未来の住まいをより快適にする自律輸送ロボット『Karugaroo』を体験してみてはいかがだろうか。未来の生活を豊かにするための一歩が、ここから始まる。