早稲田大学と唐津南高校が手を組む!新たな廃プラスチックプロジェクト
最近、早稲田大学の学生団体「環境ロドリゲス」と唐津南高校の「虹の松原プロジェクトチーム」が、地域と都市を結びつける新しいプロジェクトを発表しました。この取り組みは、NPO法人唐津Farm&Foodと連携し、廃プラスチックをアップサイクルした製品の開発を通じて、循環型社会の実現を目指しています。
プロジェクトの背景
このプロジェクトは「カーボンニュートラルチャレンジからつ」の一環として実施されます。2025年6月19日にオンラインでの初回ミーティングが行われ、唐津市と東京の若者たちが持続可能な社会の実現に向けて意見を交換します。今回の取り組みを通じて、異なる地域の高校生と大学生が集まり、相互の視点や価値観を共有する貴重な機会となっています。
アップサイクル製品の開発
本プロジェクトでは、ペットボトルキャップなどの廃プラスチックを原料として、射出成形技術を用いた実用的なアイテムの開発に取り組みます。特徴的なのは、単なる再利用ではなく、「循環までをデザインする」ことです。廃棄物として捨てられるはずだった素材に新たな価値を持たせることで、実生活で使える製品を生み出します。
例えば、Precious Plastic Wasedaが開発する櫛「COMEL」や、Precious Plastic Karatsuが製作したサングラス「RE:C」などが挙げられます。これらの製品は、ただ実用的なアイテムであるだけでなく、それぞれにストーリーが込められています。廃プラスチックをどう活用するかに集中することで、資源の循環につながる新しい価値を見出しています。
次世代への取り組み
オンラインミーティングを通じて、唐津と東京の学生たちは積極的に意見やアイデアを交換しています。その中で、廃プラスチックを使った「日常の小物」のアイデアも募集中です。例えば、毎日使いたくなる実用性の高いものや、プレゼントに適したような魅力的なデザインを求めています。参加者はInstagramアカウント @preciousplastic_karatsu から提案することができます。
このようにして、地域と都市、異なる世代が協力して新たな視点を持ち寄ることが、資源循環と環境保全の多様なアプローチを生むことにつながるのです。このプロジェクトを通じて、次世代の担い手たちと一緒に、持続可能な社会のあり方を模索していきます。
プロジェクトの概要
- - 名称: Precious Plastic 連携プロジェクト(Waseda × Karatsu)
- - 期間: 2025年6月~
- - 目的: 廃プラスチックを資源循環に基づいた実用的プロダクトの共同開発及び教育的活用
- - 主催: NPO法人唐津Farm&Food、早稲田大学 環境ロドリゲス、佐賀県立唐津南高等学校「虹の松原プロジェクトチーム」
- - 協力: 唐津市環境課「カーボンニュートラルチャレンジからつ」
これからの展開が楽しみなこのプロジェクト、持続可能な未来を形作るための第一歩となることでしょう。