中小企業データ活用支援に向けた新たな一歩
NDIソリューションズ株式会社(以下、NDIS)とドーモ株式会社は、日本の中堅・中小企業におけるデータ活用を推進するため、業務連携を強化しました。特に、従来の大企業向けのBIツールが抱える導入コストや時間の課題をクリアにし、企業のデータ活用を手軽に行えるように設計された「ソリューションパッケージプラン」を発表しました。この新しいプランは、OBC奉行シリーズやサイボウズkintoneと組み合わせたダッシュボードテンプレートを標準装備し、短期間での導入を可能にします。
背景と目的
近年の経済環境の変化の中で、多くの中小企業がデータ活用の重要性を意識するようになっています。しかし、従来のBIツールは大企業向けに設計されており、小規模企業がこれを活用するには高い導入コストや専門知識が必要でした。このことが、経営判断の遅延という問題を引き起こし、企業はビジネスチャンスを逃しがちです。
NDISとドーモは、これらの課題を解決するために協力し、中小企業が求める「シンプルで手軽な導入モデル」を実現。これにより、企業は専門人材を必要とせず、迅速にデータ活用に取り組むことができるようになります。
解決策としてのソリューションパッケージプラン
ソリューションパッケージプランは、初期設定から運用定着まで全面的なサポートを提供し、従来のBIツールよりも低コストで素早い導入を実現します。具体的には、OBC奉行シリーズやkintoneと連携し、直感的に操作可能なダッシュボードを通じて、データの見える化や社内での情報共有が容易になります。また、データに基づいた業務改善を迅速に実施する基盤が整います。
特徴とメリット
- - 専用テンプレートの提供: OBC奉行シリーズやkintoneに対応するテンプレートを用意し、最短数週間で運用を開始できます。
- - 業務負荷の軽減: 手動でのレポート作成が不要になり、経営者や現場の負担を大幅に削減。データを集める作業ではなく、活かすことに集中できるようになります。
- - 柔軟性のあるカスタマイズ: ダッシュボードは自由にアレンジでき、必要に応じて新たなデータカードを作成することができます。
具体的な使用例
1.
勘定奉行編: 売上高推移や損益分岐点比率など、業務のあらゆる側面を一元的に可視化することで、経営計画の精度を向上させます。
2.
HR編: 労働時間や年次有給取得状況を管理し、人材の流動性や健康管理を支援します。
3.
kintoneとの連携: SFAパックを通じて、営業日報や顧客管理を集約し、リアルタイムで営業状況を把握し、迅速な意思決定を実現します。
コメント
両社の代表者はこの協業を非常に歓迎しています。NDISの岩井代表は、今回のソリューションにより中小企業様が迅速かつ確信をもった意思決定ができる未来を支援したいと語り、ドーモの川崎代表も、中小企業のデータ活用の潜在力が非常に高いことを強調しました。
この新しい取り組みが、日本の中小企業のデータ活用を加速させることができるのか、注目が集まります。新たなプランは2025年8月27日より提供開始予定です。