太陽生命が請求書発行業務をデジタル化
太陽生命保険株式会社は、株式会社ワークスアプリケーションズ(WAP)の提供する「HUEデジタルインボイス」を用い、請求書発行業務のデジタル化を進めています。この新しいクラウドサービスは、月間約1,000枚に及ぶ請求書の発行を効率化するために導入されました。
1. 導入背景
太陽生命では、これまで同社の請求書発行や受領業務を紙媒体で行っており、月に約2,000枚の請求書に対応していました。その結果、印刷、封入、郵送などの作業において、毎月約150時間を費やしていたのです。この状況を解消するため、同社はWAPの「HUE Classic」という会計システムを活用していたこともあり、デジタル化に向けた「HUEデジタルインボイス」の導入を決定しました。
2. デジタル化に向けた取り組み
最新のクラウドサービスであるHUEデジタルインボイスは、手軽な操作で簡単に請求書の発行や受け取りが行えます。特に、インボイス制度や国際規格である「Peppol」にも対応しており、請求先の希望に応じた方法で請求書をスムーズに送信可能です。さらに、HUEデジタルインボイス未導入の取引先とも、HUEデジタルインボイスネットワークを活用することで、簡単に請求書をやり取りできるというメリットもあります。
3. 工数削減の成果
今回の導入により、太陽生命は請求書発行業務のデジタル化を進めることで、工数削減の恩恵を期待しています。特に、発行業務に関しては、ほとんどのプロセスがデジタル化可能であり、これにより業務の迅速性と効率性が向上することが見込まれています。太陽生命の運用管理部資金運用管理課長の近岡氏は、「デジタル化できない運用がある」と最初から諦めるのではなく、少しずつでもデジタル化を進めることが、業務全体の効率化につながると語っています。
4. ワークスアプリケーションズの取り組み
株式会社ワークスアプリケーションズは、1996年に日本で創業し、ERPパッケージベンダーとして成長を続けています。彼らは無償バージョンアップやノーカスタマイズの革新的なソリューションを提案し、国内の大手企業の成長を支援してきました。「作業を創造に変える」という理念のもと、企業と個人それぞれの価値を最大化することを目指しています。
5. まとめ
太陽生命の「HUEデジタルインボイス」導入は、同社の業務効率を大幅に改善する期待がかかります。デジタル化は今や避けられない流れであり、他の企業もこの流れに乗っていくことが求められています。今後の太陽生命の進展が楽しみです。