笑顔をつなぐランドセルプロジェクトが新たにスタート！次世代に夢を繋ぐ取り組み

笑顔をつなぐランドセルプロジェクトの始まり

2025年3月1日、ランドセルプロジェクトが7年目を迎え、本格的に始動します。このプロジェクトでは役目を終えたランドセルを全国から集め、海外の子どもたちに届ける取り組みが行われています。初めに、女の子が小さなランドセルに「アテマ高原」とメッセージを書いてくれた時、スタッフ全員がこの活動の意義を改めて感じ、心から感動しました。

ランドセルの思い出と卒業

約2,191日間、さまざまな晴れの日や雨の日を共に過ごしたランドセルは、もはやただの鞄ではありません。それぞれに思い出が詰まっており、これからは世界中の子どもたちの笑顔のために旅立ちます。特にアフガニスタンでは、小学校に通える女の子が2人に1人という現状があり、このプロジェクトは彼女たちに学びの機会を提供する重要な役割を果たします。2019年からの活動により、累計767個のランドセルが寄付されました。

ランドセルの旅

寄付を受けたランドセルがどのように海外の子どもたちへ届くのか、その過程を紹介します。まずはホテルで直接ランドセルをお持ち込みいただき、思い出を詰めたランドセルと共に記念撮影を行うフォトスポットを用意しています。全国から集まったランドセルはボランティアの手によって検品・梱包され、出発の準備が進められます。2024年6月8日には、検品ボランティアに約100名が参加しました。

その後、ランドセルは横浜港から出発し、陸路で1～2週間をかけて各地域への運搬が行われます。道によっては車両が入れないため、ボランティアの手で運ばれることもあります。すべての工程を経て、現地の子どもたちにランドセルが届き、喜びの声が広がります。

教育への架け橋

アフガニスタンでは、多くの地域で青空教室が行われており、ランドセルを担ぐ子どもたちの姿が地域に見えることで、教育への意識が高まります。ランドセルを受け取った子どもたちは先生から使い方を教わり、その中には保健衛生に関する情報も含まれており、地域全体の健康促進に寄与します。

ベルナティオの取り組み

ベルナティオでは、2019年からこのプロジェクトを開始し、今では過去最高の230個を寄付することができました。また、プロジェクトの認知度を高めるため、パティシエが手作りした可愛いランドセルケーキも販売しています。さらに、寄付されたランドセルに合わせ、オリジナル鉛筆をお届けすることで日本とアフガニスタンの子どもたちの願いをつなぐ架け橋を目指しています。

おわりに

ベルナティオは、「美しきふるさと」を意味するイタリア語から名付けられたこのリゾートが、地域の皆さんと共に成長し続け、未来に希望をつなぐ存在であり続けることを誓っています。このプロジェクトを通じて、国内外の子どもたちに笑顔を届けることができればと思います。私たちとともに、未来への一歩を踏み出しましょう。