Well-Being経営開始
2022-02-01 09:00:05
Well-Being経営を実現するための新たなプログラム始動:76社の企業が参加表明
76社が参加した日本初のWell-Being×組織変革プログラム
2022年1月11日、日本初のWell-Beingと組織変革を融合させたプログラムへの参加企業が76社に達しました。このプログラムは、慶應義塾大学の前野隆司教授の監修によるもので、日本の経営スタイルに新たな視点を提供することを目的としています。
プログラムの概要
本プロジェクトでは、ウェルビーイング経営の重要性とその導入効果が実証される予定です。具体的には、企業の経営資源である人材が心身共に健康であることが、業績向上に寄与するという考えに基づいています。これまで日本の企業では、ウェルビーイングと経営の関係が十分には認識されていなかったため、本プログラムはそのギャップを埋める役割を果たすことでしょう。
参加企業の中には、経済産業省に認定されたホワイト企業も存在し、その関心の高さが浮き彫りになりました。また、説明会参加者の86%が満足したとの報告もあり、実証実験への積極的な参加を検討する企業も多いとされています。
ウェルビーイングの定義と重要性
ウェルビーイングは、単なる健康状態ではなく、肉体的、精神的、社会的に満たされた状態を指します。この概念が企業経営にどう影響を与えるかが、今後の実証実験で注目されるポイントです。特に、従業員が満足を感じ、組織に対する帰属意識が高まることで、企業の業績向上が図れるケースが国外では多く報告されています。
日本におけるウェルビーイング経営の遅れ
一方で、近年の日本の経済成長が停滞している理由には、ウェルビーイング経営の導入が遅れていることが指摘されています。この背景には、内向きな組織文化や、実行可能なプログラムが不足していることが挙げられます。結果として、従業員のモチベーションが下がり、生産性が落ちるという負の連鎖を生んでいるのです。
海外事例の教訓
実際、アメリカなどではウェルビーイング経営が10年以上前から導入されており、従業員の創造性や生産性向上に寄与していることが多くの研究で示されています。日本においても、この流れに追随することで、経済の活性化や企業業績の向上が期待されます。
プログラム参加企業のメリット
本プロジェクトに参画することで、企業はウェルビーイングに関する先行研究を基にしたプログラムを活用できるため、実践を通じて即効性のある改善が見込めます。また、研究者との連携により、実証実験結果を基に持続可能な経営スタイルを構築する機会が提供されます。
参加企業は、今後の実証実験を通じて多岐に渡るデータを収集し、自らの経営スタイルの変革に役立てることができます。特に、社員の健康と心理的な満足を重視することで、企業文化を刷新し、新たな価値を創出することが期待されています。
今後の予定
実証実験は2022年4月からスタートし、今後も関連する説明会が実施される予定です。参加企業にとって、このプログラムは経営戦略の一環として、組織のあり方を見直す好機と捉えられるでしょう。ウェルビーイング経営が広がることで、より良い未来の企業環境が実現されることを目指しています。
このように、Well-Beingと組織変革が一体化した新たなマネジメントのスタイルが日本で確立されることを期待しています。
会社情報
- 会社名
-
株式会社Well-being経営研究所
- 住所
- 東京都渋谷区渋谷2−7−13ネオメット青山3F
- 電話番号
-
03-6419-2985