キヤノンが提供する新しい映像制作ツール
映像制作において色彩やコントラストの管理は非常に重要です。そんなクリエイターたちのニーズに応えるべく、キヤノンが新たに「Canon LUT Library」をオープンしました。このウェブサイトでは、映像の色やトーンを簡単に調整できる「Look Up Table」(LUT)を無償でダウンロードできます。
Canon LUT Libraryの特徴
まず注目したいのは、全41種類のLUTが無償で提供されている点です。これには、PowerShot V1などに搭載されている14種のカラーフィルターのLUTに加え、27種類の新しいキヤノン純正LUTも含まれています。それぞれのLUTは、サンプル画像を通じてその効果を確認でき、自分の作品に最適なものを選ぶことが可能です。
さらに、LUTの使い方にも工夫が凝らされています。「Canon Log 2」や「Canon Log 3」で記録された映像素材を、一般的な「BT.709」に変換するLog to 709 LUTと、Canon Logの色味を保持しながら調整できるLog to Log LUTが提供されています。特にLog to Log LUTは、LUT適用後にもカラーグレーディングができるため、よりクリエイティブな映像制作が実現できます。
幅広い対応機種
「Canon LUT Library」は、非常に多くのカメラ機種に対応している点も大きな魅力です。「EOS R1」、「EOS R5 Mark II」、「EOS C50」などの最新機種を含む合計11機種では、LUTをカメラに登録してそのまま映像を記録することができるLookファイル機能が搭載されています。それに加え、2025年にはスマホアプリ「Camera Connect」のアップデートも予定され、古くからのEOS Rシリーズから最近のCINEMA EOSシリーズまで、クリエイターは手軽に最新のLUTを活用できるようになります。
クリエイターの表現力を広げる貢献
キヤノンのこの新しいLUTライブラリは、映像クリエイターにとって非常に有用なリソースとなりそうです。多彩なLUTにより、さまざまな作品に独自の色合いや雰囲気を与えることができ、また、ユーザーは自身の意図に沿った技術的な調整が簡単にできるようになります。この機会に、キヤノンが提供するLUTライブラリを利用してみてはいかがでしょうか?
詳しい情報は以下のリンクから確認できます。
映像制作をさらに楽しむための新しいツールとして、キヤノンのLUTライブラリをぜひ活用してみてください。