アグリイノベーションで受賞
2025-12-15 13:27:29

盛岡市のアグリイノベーション事業が生み出した新しい関係性と製品の魅力

地域資源を活かした新たな挑戦



文京学院大学は、盛岡市と連携し、地域課題の解決に取り組む「文京区学生と創るアグリイノベーション事業」に参加し、新たな成果を上げました。この事業は、地域の未活用資源を活かして、持続可能な農業や地域活性化を目指すものです。

先日、「Waのまちもりおかリース展2025」で開催された展示会において、同大学の経営学部の学生たちが製作したリース作品が、来場者の投票により『準グランプリ』を受賞しました。この作品は、盛岡市産の希少な「くるみの木の皮」を用いて作られ、学生たちが森での採取から加工、デザインまでの一連のプロセスを手掛けています。

このリースは、学生たちにとって貴重な体験となり、自然素材との対話を通じて地域の方々とつながり、協力の重要性を実感する機会となりました。

アグリイノベーション事業とは?



アグリイノベーション事業は、農業の担い手不足や地域課題に対して大学生が自由な発想を持ち込むことで、新たな解決策を見出そうとしています。都市部の学生が森や土地に目を向け、地域社会に貢献することを目的にしたこのプロジェクトは、実際には盛岡市を舞台に展開されており、特に森林資源や農産物の未活用資源の活用に重点を置いています。

製作過程と作品の魅力



受賞したリースの制作にあたって、学生たちは「くるみ皮チップ技法」を活用しました。この技法は、くるみの木の皮をそれぞれの特性に応じて活かし、繊細な造形を実現することを可能にしています。特に、リースの左半分は東京産の紙やペットボトルを利用しており、都会と自然の融合を表現しています。このようにして、未活用資源が新たな価値を持つ作品へと昇華されています。

展示と来場者の反応



道の駅もりおか渋民で行われた展示会では、多くの来場者が作品に興味を示し、温かい応援の言葉が寄せられました。この活動に参加した小池夏音さんは、「自然素材の特性を理解し、地域の方々との関係を深めることができた」と振り返ります。彼女は、同じ素材でも一つ一つが異なる形や色を持つため、それらをどのように活かすか非常に大きな挑戦であったと語りました。

今後の展望



文京学院大学のアグリイノベーション事業は、残りの活動期間を通じてさらに地域の資源を商品化し、盛岡市と文京区を結ぶ架け橋となる作品を作り出していく予定です。学生たちは、地域の魅力を広く伝えるとともに、課題解決につながるよう努めていきます。この取り組みは、地域の文化や自然と密接に結びついており、学生自身がその価値を認識することが重要なのです。

このように、文京学院大学と盛岡市の連携によって生まれたリース作品は、地域資源を最大限に活用した新たな創造の形を示しています。さまざまな経験を通じて育まれた知識と技術が、今後どのように展開されていくのか、同大学のさらなる成果が期待されます。


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会社情報

会社名
文京学院大学
住所
東京都文京区向丘1-19-1
電話番号
03-3814-1661

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