東京都水道歴史館が30周年を迎える
東京都文京区に位置する東京都水道歴史館は、1995年の開館以来、東京の水道に関する歴史や技術を伝えてきました。今年はその30周年を迎え、特別な企画展が予定されています。
企画展の詳細
水道歴史館では、2025年4月15日から5月15日まで、「水道歴史館誕生ものがたり -東京水道の発展と広報施設-」というテーマで企画展を開催します。この機会に水道局が長い歴史を持つ広報施設について学ぶことができる貴重な展示が展開されます。特に、明治時代から始まる東京水道の発展過程や、その背景にある広報活動に焦点を当てています。
展示の中には、明治末期から昭和初期にかけての淀橋浄水場の模型室や、1931年頃に使用されていた水栓類の貴重な資料が含まれています。これらの展示は、水道の知識だけでなく、年代を経た技術の変遷も体感できる内容となっています。
開催情報
会期: 2025年4月15日(火)~5月15日(木)
休館日: 4月28日(月)
時間: 午前9時30分~午後5時(最終入館は午後4時30分)
入館料: 無料
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場所: 東京都水道歴史館1Fラウンジ及びその他の展示スペース
東京都水道歴史館の魅力
東京都水道歴史館は、神田上水や玉川上水から現代の水道システムまで、約400年にわたる東京の水道史を紹介している施設です。常設展示では、江戸時代の水道管「木樋」の実物や再現された江戸長屋エリアなどを見学でき、訪れる人々に当時の生活を感じさせます。さらに、『上水記』など水道に関する貴重な資料も保存および公開されています。
また、音声ガイダンスの貸出や、関連する図書の閲覧・貸出が行われており、知識を深める手助けがされています。自家用車での訪問には駐車場がないため、公共交通機関を利用しての来館が推奨されています。
アクセス
水道歴史館へのアクセスは、JR・地下鉄各線の御茶ノ水駅または本郷三丁目駅から徒歩約8分と便利です。事前予約が必要な場合もあるので、5名以上での来館を計画している方は確認をお忘れなく。
この機会に、東京都水道歴史館で東京の水道の過去を振り返り、未来へつなげる貴重な体験をぜひお楽しみください。