ツシマウラボシシジミをモチーフにしたクリスマスオーナメントの制作
福岡の大丸天神店では、環境保護の取り組みとして絶滅危惧種のツシマウラボシシジミをテーマにしたクリスマスオーナメントが登場します。この取り組みは、対馬高校のユネスコ部、対馬市のSDGs推進課、Precious Plastic 唐津、Precious Plastic 対馬、九州探検隊の協力によって行われました。
オーナメントの制作プロセス
今回のオーナメントは、ペットボトルキャップをアップサイクルしたもので、以下のような手順で施工されました:
1.
プラスチックの収集:まず、対馬のビーチに流れ着いたプラスチックごみや流木を集めました。
2.
アップサイクル:Precious Plasticの射出成形機を使って、ペットボトルキャップを溶融し、金型に流し込むことで新しい形状に変化させます。
3.
製品の完成:流し込まれたプラスチックが固まることで、ツシマウラボシシジミの美しい蝶型のオーナメントに生まれ変わります。
このプロジェクトは、ただのオーナメント制作にとどまらず、環境問題への意識を高めることを目的としています。特に、対馬は日本で最も海洋ごみが漂着しやすい地域の一つであり、その問題解決に向けた取り組みです。
イルミネーションイベントとメッセージ
さらに、11月9日から大丸福岡天神店では「Change~未来に向けて私たちができること~」というテーマのイルミネーションイベントが開催されます。昨年の「循環」に基づくものから、一新され「未来への変容と共生」をテーマに掲げ、海洋ごみ問題に取り組む対馬の子どもたちの声を反映しています。
美しいツリーに込められた願いは、生物多様性の保護や、未来の世代に対する希望を象徴するものです。また、オーナメントのデザインにも美や幸福、変容を表す蝶が取り入れられており、深いメッセージが込められています。これは、様々な生物が共存し、豊かな自然を守るための願いを表しています。
ノベルティーとしてのキーホルダーも
また、このオーナメント制作に関連して、特別なノベルティー用のキーホルダーも作成されました。これを手に取ることで、参加者は未来について再考し、環境意識を高めるきっかけを得ることができます。
未来への希望
オーナメントやイベントは、単なるクリスマスの装飾を超え、寄付やコラボレーションを通じて未来の環境への希望を広げるものです。皆さんもこの特別なオーナメントとイルミネーションイベントを楽しみながら、持続可能な未来について考えてみてはいかがでしょうか。毎年恒例のクリスマス、ただの楽しみだけにとどまらず、未来に向けて行動する機会としたいものです。