兵庫の酒蔵「龍力」の新たな挑戦
兵庫県には、その土地ならではの気候や土壌が生み出した、特別な酒米「山田錦」があります。酒造りの伝統を持つ酒蔵『龍力』が、独自の製法で初のクラフトジン「Terroir A」をリリースしました。このプロジェクトは、地域の農産物を使い、さらに兵庫県の特A地区産未利用品の魅力を最大限に引き出すことを目指しています。
クラフトジン「Terroir A」とは
「Terroir A」は、100年以上の歴史を誇る兵庫県の酒蔵が手がけており、山田錦の良さをそのまま生かした香り高いスピリッツです。このジンは、特A地区の山田錦を原料に、兵庫産のブルーベリー、ペパーミント、青みかんを漬け込んで制作されています。これにより、スッキリと爽やかな飲み心地を実現しました。
商品の詳細
- - 商品名: Terroir A(テロワール・エー)
- - アルコール度数: 43%
- - 容器サイズ: 500ml
- - 原材料: 山田錦アルコール(自社製造)、ブルーベリー、ペパーミント、青みかん
このジンは、ロックやソーダ割りで飲むのに最適であり、和食との相性も抜群です。日本酒の特徴が薄れず、同時にその個性を引き立てているのが特徴です。
山田錦の特別な条件
兵庫県の山田錦が特別視される理由は、その栽培環境にあります。山間部の棚田で、昼夜の温度差が大きく、降水量が少ない理想的な環境で育てられるため、米の特性が最大限に生かされています。また、兵庫県には日本唯一の酒米試験地も存在し、高品質の山田錦を育成するための厳格な研究が行われています。
生産量日本一の山田錦
兵庫県では、全国の約6割の山田錦が生産されており、その中でも最高品質の特上ランクが多く育てられています。龍力酒蔵では、特A地区での専属栽培契約により、手間と時間をかけて栽培された山田錦を使用し、この特別なジンが生まれました。
ボタニカルのこだわり
「Terroir A」には、兵庫産のペパーミントと青みかんに加えて、深みを与えるためにブルーベリーが使われています。これにヨーロッパ産のジュニパーベリーやフランス産のアンジェリカルートなども加え、独自の風味を持つ飲み物が完成しました。
クラウドファンディングによる販売
このクラフトジンは、クラウドファンディングプラットフォーム「Makuake」で販売されています。プロジェクトは2022年12月から開始され、多くの支持を集めています。応援購入者には、2023年1月下旬から順次発送される予定です。
結論
『龍力』の「Terroir A」は、ただのクラフトジンではなく、米の酒としての条件を全うしつつ、革新的なアプローチを試みた新しいお酒です。日本酒の伝統を生かしながら、現代のニーズに応える新たな挑戦として、多くの人にその魅力を伝えることでしょう。これからの展開にも大いに期待が寄せられています。