金澤翔子の般若心経
2018-04-05 11:16:36

ダウン症の書家・金澤翔子が奉納した世界一大きい般若心経の魅力とは

ダウン症の書家・金澤翔子が魅せる似たものがない作品



浜松市の龍雲寺に、ダウン症という障害を持つ書家・金澤翔子さんが書き上げた「世界一大きい般若心経」が奉納されました。この傑作はその圧倒的なサイズと美しさで、訪れる人々の心を引きつけています。少なくとも30,000名以上の来場者がこの作品を観覧し、感動の声を寄せています。

翔子さんは1985年に東京都目黒区で生まれ、5歳から母の指導のもとで書道を始めました。彼女の書には、障がいを持ちながらも独自の感性で作品を形作っていく強い意志と情熱がみなぎっています。翔子さんは書道の世界で数多くの個展を開催し、その活動は国内外に広がりを見せています。

翔子さんと龍雲寺の深い関係


金澤翔子さんは、これまでに浜松の龍雲寺と長い付き合いがあり、数回にわたって展覧会や書を奉納してきました。そして、彼女の30歳の記念作として書き上げた「世界一大きい般若心経」を龍雲寺に奉納することが決まりました。この般若心経は、縦4メートル、横16メートルという巨大なサイズを誇り、訪れる人々を圧倒します。

さらに、龍雲寺では涅槃堂の新築に合わせ、この作品を常設展示することを決定しました。この場所では、訪れる人々がいつでもこの名作に触れ、翔子さんの精神に触れることができるのです。

作品の持つメッセージ


金澤翔子さん自身の心は「仏のような心」とも言われています。日常生活の中で人々が抱える余計なこだわりや執着を捨て去り、まっすぐな心で生きている彼女の姿勢は、私たちに多くのことを教えてくれます。

彼女が書き下ろした般若心経のテーマでもある「空」の心は、偏見やこだわりに捕われず、純粋な思いで生きることの重要性を伝えています。彼女の作品を見ることで、私たち自身の心のあり方を見つめ直し、本当に大切なものを再確認できるかもしれません。

ギャラリーとしての龍雲寺


龍雲寺の涅槃堂には、般若心経の他にも金澤翔子さんの作品が展示されています。玄関や和室の床の間、襖など多岐にわたる場所で彼女の作品を楽しむことができます。作品を見ながら、彼女の心の動きや哲学に思いを馳せるのも、訪れる価値の一つでしょう。

金澤翔子さんの作品は、健常者と障がい者という枠を超え、全ての人々に向けた普遍的なメッセージを持っています。彼女のような心で書かれたこの般若心経は、私たちに向けられた特別な贈り物と言えるでしょう。ぜひ龍雲寺を訪れて、金澤翔子さんの独自の世界観を体感してください。

会社情報

会社名
龍雲寺
住所
静岡県浜松市西区入野町4702-14
電話番号
053-447-1231

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