株式会社サイエンスが知財功労賞を受賞
株式会社サイエンス(所在地:大阪市淀川区、取締役会長:青山恭明)は、4月18日に東京都港区の赤坂インターシティコンファレンスにて開催された令和7年度知財功労賞において、「知財功労賞 大阪・関西万博特別賞」を受賞しました。この賞は、経済産業省と特許庁が主催するもので、知的財産権制度の活用や万博への取り組みの成果が評価されたものです。
万博での取り組み
株式会社サイエンスは、2025年大阪・関西万博の「大阪ヘルスケアパビリオン」において、「ミライ人間洗濯機」を展開します。この製品は、「カラダだけでなく、ココロも自動で洗浄」をテーマに、入浴者が身をゆだねるだけで全身を洗浄できる新しい入浴の習慣を提案します。さらに、背面のセンサーを駆使して心電図もモニタリングし、リラックスできる環境を提供します。
万博期間中は一般来場者がこの入浴体験を行える企画もあり、多くの人々にその革新性を体験してもらう予定です。会長の青山は、「70年万博の際、私は小学校4年生で『入りたい』と思っていた。今回は一般公募を行い、入浴体験された方々に一生の思い出を作っていただきたい」とコメントしています。
知財功労賞の内容
経済産業省と特許庁は毎年、知的財産に貢献した個人や企業を表彰しています。特に2025年の大阪・関西万博に関連する取り組みに対しては、大阪・関西万博特別賞が設けられており、知的財産を活用したプロジェクトが選定されています。サイエンスは、その中で独自のファインバブル技術を通じて、さまざまな分野に活用を広げており、特に環境衛生やQOLの向上に寄与する製品を展開しています。
サイエンスの技術革新
サイエンスは、工業用途の気泡技術を家庭用に応用したことが評価されています。具体的には、微細気泡を増加させて水流を用いた洗浄機能を持つシャワーヘッドなどを開発しました。この技術は特許によって保護され、「ミラブル」というブランド名で展開されています。この知財ミックス戦略により、ライセンスを行わず自社で製造を行うことで、品質の維持と技術流出の防止を図っています。また、宇宙や介護分野など多岐にわたる企業と連携することでも業界の発展に寄与しています。
さらに、「マイクロバブル」と「ウルトラファインバブル」のISO化やJIS化にも参加し、業界の標準化にも貢献。サイエンスの技術は、大阪・関西万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」にぴったり合ったものであり、会期中には様々な特許技術が展示される予定です。
会社情報
最終的な目標として、サイエンスは、ファインバブル技術を医療、介護、農水産業、工業用洗浄、業務用水栓など、幅広い分野に拡大することを目指しています。万博を活用し、国際的な知名度向上と共に、宇宙分野にも進出し、社会の課題解決に貢献していく所存です。
このような取り組みが、今後の社会の進展にどう寄与するのかが今から楽しみです。大阪ヘルスケアパビリオンでは、ぜひ「ミライ人間洗濯機」と「宇宙シャワー」を体験して、未来の入浴文化に触れてみてください。