設備保全クラウド「EMLink」高圧ガス保安法改正に対応
株式会社設備保全総合研究所(EML)が発表した「EMLink for Process Industries」は、高圧ガス保安法の改正に伴う自主保安体制の構築をサポートする新しい設備保全管理パッケージです。このパッケージは、石油や化学、鉄鋼、電力業界など多様なプロセス産業向けにリリースされました。
高圧ガス保安法改正の背景
2023年12月に施行される高圧ガス保安法の改正は、従来の認定保安検査制度から「認定高度保安実施者制度」へと移行します。この制度においては、経営トップのコミットメントや高度なリスク管理体制、そしてテクノロジーを活用したスマート保安を求められます。特に「テクノロジーの活用」が求められており、IoTやAI、ビッグデータを利用した保安技術の導入が不可欠となっています。
プロセス産業の課題
多くのプロセス産業事業者はこの法律改正に直面し、以下のような課題を抱えています。
1.
アセット情報のデジタル化の困難さ
設備に関連する情報が散在し、デジタル化が進まない。
2.
記録管理の構造化の欠如
異なる形式で記録が管理されているため、時系列での維持履歴が追えない。
3.
部門横断での承認プロセスの課題
意志決定に関する記録が不十分で、後の監査で証明することが困難。
4.
AI活用のためのデータ基盤不足
必要なデータが整備されていないため、スマート保安への移行に支障が出ている。
EMLの提案する解決策
EMLinkは、これらの課題を克服し、プロセス産業のデジタル基盤を構築します。このシステムは、特に以下のポイントに特化しています。
1. デジタル基盤の構築
アセットデータエンジニアリングを通じて、設備情報の棚卸しとデータ構造を整備し、必要な情報を一元化。
2. 可視化された承認プロセス
業務フローをEMLink内で自由に構築することによって、各部門の承認履歴を記録。わかりやすく管理することで、監査にもスムーズに対応できるようになります。
3. モバイル対応の点検機能
日常点検や保安検査をスマートフォンで簡単に行えるようにし、現場での効率化を図ります。
AI機能による保全業務の高度化
EMLinkのAI機能「EMLink Intelligence」は、特に高度化されたテクノロジー導入に対応しており、保全業務の効率化を目指しています。過去の保全データを分析し、予防保全的な傾向を把握することで、業務の効率性を向上させます。
総括
相原章吾CEOは「高圧ガス設備を扱う現場の課題は共通しており、認定高度保安実施者制度におけるテクノロジーの活用が求められています。EMLinkは、まず保全業務のデジタル基盤を整え、高度なAI活用へと繋げるネットワークを提供します」と述べています。これにより、石油・化学・鉄鋼・電力といった多種多様な業界の保安体制の強化を実現します。
会社情報
- - 会社名: 株式会社設備保全総合研究所
- - 設立: 2022年9月
- - 代表者: 代表取締役CEO 相原章吾
- - 所在地: 東京都目黒区目黒本町3丁目18-16
- - 事業内容: 工場向けアセットマネジメントシステム「EMLink」の開発・販売
- - ウェブサイト: EML公式サイト