富山国際大学付属高等学校のICT教育革命
富山県富山市に位置する富山国際大学付属高等学校が、インヴェンティット株式会社のデバイス管理ツール「mobiconnect」を導入し、教育のデジタルトランスフォーメーションに新たな一歩を踏み出しました。このツールの導入は、ICT教育の質の向上に貢献するものとして大きな期待が寄せられています。
教員の負担軽減と業務効率化
同校では、毎年約300名の新入生にiPadを配布し、初日から活用できる環境を整えています。しかし、これまでの業務は、教員2名が限られた期間で全端末の手作業初期設定を行っており、Apple IDの作成やアプリのインストール、バッテリー管理など多岐にわたる作業が深夜に及ぶこともありました。この状況は、教育現場の「1人情シス」状態を強調するもので、教員本来の業務との両立が困難でした。
「mobiconnect」の導入理由
教員たちは、限られた時間内での端末準備に追われ、それにより教育活動が滞る実態がありました。以前は無料のMDM(モバイルデバイス管理)サービスを利用していましたが、その機能では不十分であったことから「mobiconnect」に切り替えることを決定しました。この選択は、一括設定やアカウント管理、セキュリティの制御が可能という点に支えられています。特に、教育現場での豊富な実績も安心材料となりました。
スピーディな導入と自動化
インヴェンティットの営業担当者が迅速に現地を訪れ、導入手続きから端末設定の支援までをスムーズに行ったことで、ストレスのない導入が可能になりました。これにより、初回授業に間に合うスケジュールでの運用開始が実現しました。導入後は、iPadの配布や設定作業が自動化され、教員は箱から端末を取り出して生徒の机に置くだけで教育が始められる環境が整いました。
未来に向けた教育の構築
富山国際大学付属高等学校では、iPadやクラウド、AI技術を駆使し、デジタルの特性を生かした教育革新に取り組んでいます。橋本知彦先生は、今後のカリキュラム拡充に向けた構想を持っており、生成AIを使った思考力育成など新しい試みを進める意向を示しています。生徒の潜在能力を最大限に引き出すため、全校で積極的にデジタルトランスフォーメーションを進めていく方針です。
まとめ
このような取り組みを通じて、インヴェンティットは教育現場のデジタル化を支えるパートナーとしての役割を果たしています。今後も学校の「1人情シス」をサポートし、ICT教育の品質向上に貢献していくとしています。詳細については、公式ウェブサイトにアクセスし、導入事例のさらなる情報をご覧ください。
富山国際大学付属高等学校の「mobiconnect」導入事例