女性たちの労働史
2025-07-07 10:47:42

韓国の女性たちの真実を描いたインタビュー集が日本上陸!

韓国の女性たちの真実を知る一冊



2025年7月9日、株式会社大和書房から発売される書籍『私たちに名刺がないだけで仕事してこなかったわけじゃない 韓国、女性たちの労働生活史』に注目が集まっています。この本は、韓国の大手新聞社「京郷新聞社」のジェンダー企画班によって制作された、女性たちの壮大な声を集めたインタビュー集です。

忘れられた労働者たち



本書では、50~70代の韓国の女性たちに焦点を当て、彼女たちがどのようにして社会を支えてきたのか、その労働の実態を掘り下げています。彼女たちが「正社員」として認められることはなかったものの、家庭や職場で大きな役割を果たしてきた彼女たちの人生が赤裸々に語られています。こうした女性たちの歴史を知ることで、私たちは彼女たちの可能性を理解し、現代の女性たちの抱える課題にも目を向けることができるのです。

語られる物語と社会考察



インタビューの合間には、ジェンダー企画班による社会に対する考察も挿入されています。韓国の歴史の中で女性たちが直面してきた男尊女卑やフェミニズムの流れといったテーマが取り扱われており、彼女たちの労働生活における複雑な状況が浮き彫りになっています。こうした視点があることで、読者は歴史的な背景を踏まえながら、それぞれの女性たちの物語が持つ深い意味を理解できるのです。

目次と内容



本書は、プロローグから始まり、女性たちの出勤日記が展開されます。目次には「私たちが働いていないだと?」や「ここは都会と違うんです」といった刺激的なタイトルが並び、女性たちのリアルな生活がさまざまな角度から描かれています。エピローグでは、彼女たち一人一人が一冊の本のような存在であるというメッセージが込められており、感動的な締めくくりとなっています。

著者たちの背景



京郷新聞ジェンダー企画班は、特別取材班として、さまざまな職域の専門家が集まっています。取材記者やデータジャーナリズム班、写真記者など多様なバックグラウンドを持つメンバーが、それぞれの視点から女性たちの物語を追求した結果、誕生したのがこの一冊です。驚くべきことに、翻訳者のすんみさんと尹怡景(ゆんいきょん)さんも、両者ともに韓国の社会や文化に精通した経歴を持っています。

総括



『私たちに名刺がないだけで仕事してこなかったわけじゃない』は、単なるインタビュー集にとどまらず、韓国女性たちの労働の歴史を通じて今を生きる私たちに多くの示唆を与えてくれる貴重な資料です。日本の読者には、新たな視点を提供し、勇気を与えてくれること間違いなしの一冊です。465%


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会社情報

会社名
株式会社 大和書房
住所
東京都文京区関口1-33-4
電話番号
03-3203-4513

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