教育現場のID管理を革新する『ExtraConsole® ID Manager』の進化
学校教育向けのICTを提供するチエル株式会社は、2025年8月にID管理サーバーを統合した新しいバージョンの『ExtraConsole® ID Manager』をリリースすることを発表しました。このソフトウェアは、教職員のIDとパスワードを一元管理し、複雑なIDライフサイクルをサポートするために開発されています。
バージョンアップの背景
近年、教育現場では教職員の役割が多様化し、同一の学校内で複数の役職を兼務することが増えてきました。一部の教職員はさらに別の学校での業務も行い、役職に応じて異なるシステム利用権限を必要とするため、ID管理の業務はますます複雑化しています。新たに着任した教員のIDを素早く発行し、異動や退職に伴い不要なIDを確実に削除することは、管理者にとって大きな負担となっています。
『ExtraConsole® ID Manager』は、こうした要求に応えるために、学校内で使用する全てのIDやパスワードを集中的に管理し、情報管理者にかかる負担を軽減しようとしています。バージョンアップにより、ID管理業務をより効率的に行うことが可能になります。
バージョンアップの主要な機能
1. 兼務教職員のID管理の簡素化
今回のバージョンアップでは、同一学校内で複数の役割を持つ教職員や、教育委員会で異なる学校をまたがって業務を行っている教職員への対応が強化されました。これによって、各教員の役職や所属ごとに適したアクセス権やグループ設定が自動的に適用されるようになります。その結果、教職員が必要な機能にスムーズにアクセスできるようになり、教育現場の作業が格段に効率的に進むことが期待されています。
2. ユーザー簡易検索機能の追加
新たに搭載される簡易検索機能は、情報管理者が日常的に利用する検索項目を設定可能にします。特に使いやすくするため、「簡易検索」ボタンをクリックすると、元の画面の左側にスライド表示される仕組みとなっています。これにより、管理者は必要な情報に迅速にアクセスしやすくなり、業務効率がさらに向上します。
まとめ
『ExtraConsole® ID Manager』のバージョンアップは、教育現場におけるICTの利活用を推進し、教職員のID管理業務の負担を大幅に軽減させることを目指しています。チエル株式会社は、今後も教育界のニーズに応える製品の開発に注力し、教師や生徒の未来を支える努力を続けていく考えです。
興味のある方は、公式ウェブサイトをご覧ください。
製品情報はこちら
技術的な質問はお問い合わせください
会社概要
チエル株式会社は「子供たちの未来のために、世界中の先生の授業をICTで支える」という理念のもと、教育市場に特化したICT企業です。実績豊富なフルデジタルCALLシステムやクラウド型教材配信サービスなど、さまざまな教育支援ツールの提供を行っています。