ワイエスフードの新戦略
2025-09-29 16:46:13

ワイエスフード、持株会社化を経て新たな成長戦略を展開

ワイエスフードが持株会社化へ



福岡県田川郡を本拠地とするワイエスフード株式会社は、2025年9月29日に開催される取締役会において持株会社体制への移行を決定したことを発表しました。これにより、2026年1月から新たな経営基盤を整え、自社の成長を促進する方針が示されています。

現状のビジネスモデルと今後の展望



同社は「九州筑豊ラーメン山小屋」が中心となるラーメン業態を主力ブランドとして展開してきました。しかし、近年の飲食業界の動向を受け、多様な飲食業態の取り込みが求められていると感じたようです。そのため、今後は「焼肉やっぱ。」や「ROTISSERIE★BLUE」など、様々なブランドを傘下に持ち、総合飲食プラットフォームを目指すことにしました。

持株会社化は、より効率的な経営と、各ブランドの自律性を確保するための重要なステップと位置づけられています。具体的には、グループ全体の戦略立案やガバナンスの強化、さらに調達や物流、製造に関する業務も見直されて、より効果的な運営が期待されます。

M&A戦略の加速



また、持株会社化を契機に国内外でのM&Aを進め、食文化の多様性を広げる施策を強化する方針です。これにより、幅広い業種の飲食事業を展開するための新たな基盤を構築しようとしています。企業は「WA Fusion」という戦略を掲げ、日本の食文化と世界各国の食文化を融合させる新たな食体験を創造していくとのことです。

経営者のコメント



代表取締役社長、高田十光氏は、持株会社化を単なる企業の形態変更ではなく、成長のための新たな出発点と捉えています。多様な食文化の融合による新しい価値の創造と株主や従業員をはじめとする全てのステークホルダーに対する魅力的な企業グループの構築を目指すとしています。

会社概要と今後のスケジュール



ワイエスフード株式会社の設立は1994年。資本金は約15億円で、国内外に83店舗のラーメン店と25店舗の国際フランチャイズを展開しています。持株会社化の具体的なスケジュールとしては、2025年11月に分割準備会社を設立し、同年12月には株主総会での会社分割の決議を行う計画が示されています。

このように、ワイエスフードは新たな成長戦略を基に、事業をさらに拡大させていくことを目指しています。持株会社化によって、経営体制がどのように変わるのか、今後の展開に注目が集まります。


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会社情報

会社名
ワイエスフード株式会社
住所
電話番号

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