人生100年時代を支えるための住まい環境整備モデル事業の選定結果
人生100年時代の住まい環境整備モデル事業
国土交通省は、令和6年度の第1回として「人生100年時代を支える住まい環境整備モデル事業」の選定結果を発表しました。この事業は、高齢者や障害者、さらには子育て世帯が安心して健康に暮らせる住環境の整備を推進することを目的としています。具体的には、ライフステージごとのニーズに応える住まいのモデルを構築するために、民間事業者に対して公募を行い、専門的な評価委員会により選定されたプロジェクトを支援します。
提案された6つの事業
選定された事業は以下の6つです。
1. 空き家を活用した弾力的居住支援モデル(東京都豊島区)
提案者: 有限会社窪田屋商店
これは、大家とNPO、企業、行政が協力して空き家を利用し、多様な世帯が安心して住めるように支援するプロジェクトです。
2. 横浜における母子ハウスの面的展開(神奈川県横浜市)
提案者: YOROZUYA
母子世帯への居住支援を強化するため、さまざまなハウスの整備を行います。
3. 宿場町再生・拠点づくりプロジェクト(大分県竹田市)
提案者: 社会福祉法人博愛会
高齢者と障害者が共に働くレストランを建設し、地域のつながりを強化します。
4. 多世代参加型地域コミュニティ形成事業(鳥取県米子市)
提案者: 株式会社LIXIL LWTJ デザイン・新技術統括部 要素技術研究所
地域における在宅介護から出発し、紙オムツの地域回収を通じてコミュニティをつくります。
5. 居住者が相互扶助を育むシェアリビングを持つ住宅への再生(大阪府大阪市)
提案者: 株式会社フジモト
シェアリビングを持つ住宅を再生し、住人間のコミュニケーションを促進します。
6. 多世代共生令和の長屋プロジェクト(東京都日野市)
提案者: 株式会社こたつ生活介護
単身の高齢者が安心して生活できるよう、自宅を再生・継承する制度を導入します。
このように、選定された各プロジェクトは、住環境の向上を目指し、地域との協力を重要視しています。これにより、高齢者や子育て世帯に参加機会を増やし、生活の質を向上させることが期待されています。
今後の公募について
国土交通省では、「支援付き住宅型」、「子育て住宅型」、「子育て公営住宅型」の提案についても随時公募を行っています。今年度の締切は令和6年12月13日ですので、関心のある方は早めに申請書を提出することをお勧めします。
詳しい情報は国土交通省の公式ウェブサイトにて公開されていますので、ぜひチェックしてみてください。