自然と働く未来
2018-07-11 10:20:03
自然の中で考える新たな働き方と生き方の未来
自然の中で考える新たな働き方と生き方の未来
現在、私たちの社会では「働き方改革」という言葉がとても注目されています。しかし、この改革が単に働き方や働く場所の変化に留まることは、果たして真の未来を切り開くのでしょうか?
ここ数年、多くの企業がオフィスの環境を見直し、テレワークを導入し、柔軟な働き方を追求しています。また、個人においても、副業を始めたり、地方でのライフスタイルを考慮したり、転職を考える動きも増えてきました。しかし、その取り組みが本当に未来を変える力を持つのか、疑問が残ります。私たちは、ただ流行に身を任せているだけではいけないのではないでしょうか?
自分自身と向き合うことの重要性
この流れの中で、私たちが直面すべきは「自分はどこにいるのか?」という素朴な問いです。働くことと生きること、家族や友人との関係について考える時間は、容易には持てません。しかし、こうした問いに真剣に向き合わなければ、私たちの未来は見えてこないのではと思います。
そうした深い意味での「充実」を追求するためには、根本的な価値観や哲学が必要です。企業も、個人も、さらには未来そのものが、素直な自分と向き合うためには、「ルオム」のような自己理解を深めることが必須です。
ルオムと自然の力
「ルオム」とは、「自然に従う生き方」と定義されています。この概念は、群馬県の北軽井沢にある「きたもっく」が発表したものであり、単なる生活様式ではなく、持続可能な社会を築くための指針が込められています。この哲学に基づくライフスタイルが、未来社会の在り方を示していると信じています。たしかに、自然の中で過ごすことで、人間は素直にならざるを得ません。自然は誰にでも公平であり、また、その前で自分の小ささや無力さを痛感し、さらには本来の自己を取り戻すことができるでしょう。
書籍『The Future is in nature. 未来は自然の中にある。』の意義
「北軽井沢スウィートグラス」は、来年度には25周年を迎えます。1990年代に創設されて以来、独自の進化を遂げ、9万人以上のお客様が集まるキャンプ場に成長しました。この地域の魅力や「きたもっく」に込められた思いを伝えるため、書籍『The Future is in nature. 未来は自然の中にある。』が発表されました。本書では、地域未来創造事業の取り組みや新たに生まれる可能性について真摯に語られています。また、地元の写真家による美しい写真が、多くにページにわたり掲載されており、北軽井沢の魅力を視覚的に楽しむことができます。
私たちの時代は、変革の大きなイニシアティブを抱える一方で、その本質を見失ってしまう危険性も孕んでいます。だからこそ、根っこにあるフィロソフィーを再確認し、自他ともに問いかけながら、真の未来を築く必要があります。自然の中で生き、生きる力を育むことこそ、私たちが目指すべき方向なのです。
有限会社きたもっくの理念が形にされたこの書籍が、多くの人々に読まれ、共鳴し、歩みを共にしてくれることを期待しています。
会社情報
- 会社名
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有限会社きたもっく
- 住所
- 群馬県吾妻郡長野原町北軽井沢1924-1360
- 電話番号
-
0279-84-6633