環境意識を育むための新たなシーズンが到来
2025年4月から8月の間、公益財団法人コカ・コーラ教育・環境財団が主催する「第31回コカ・コーラ環境教育賞」の応募が始まります。本賞は、東京を拠点にこれまで約2400以上の団体からの応募を受けてきた実績を持ち、環境保全と教育の重要性を広めるための大きな一歩となる賞です。
本賞の目的と意義
1994年の設立以来続いているこの賞は、環境教育の促進と各地域の持続可能な発展を目的としています。国際的な「持続可能な開発目標」であるSDGsに基づき、社会の中での環境保護の重要性を教える活動や、地域の自然を美化するプロジェクトが高く評価されます。
本年度は、「活動普及部門」と「企画・研究推進部門」の2つの部門に分かれて募集が行われます。特に注目すべきは、小中学生およびその指導者向けの部門と、高校生以上を対象とした部門の2つが設けられている点です。これにより、さまざまな年齢層の学生の環境意識を高めることが期待されています。
募集の詳細
募集部門
- 対象: 小学生およびその指導者、中学生およびその指導者
- 対象: 高校生、高専生、大学生、大学院生
募集テーマ
- - 活動普及部門: SDGs 12の「つかう責任」に関する具体的な取り組み
- - 企画・研究推進部門: 容器、水、気候変動に関連する環境問題に向けた研究
表彰内容
それぞれの部門での優秀な取り組みには、文部科学大臣賞や環境大臣賞、財団賞として助成金が授与されます。
- - 小学生部門: 最優秀賞 30万円、優秀賞 10万円
- - 中学生部門: 最優秀賞 30万円、優秀賞 10万円
- - 大学生以上部門: 最優秀賞 50万円、優秀賞 10万円
応募方法
応募を希望する方は、財団のウェブサイトから応募用紙をダウンロードし、必要事項を記入の上、運営事務局宛に電子メールで送信する必要があります。最終選考と表彰式は2025年10月11日の土曜日にオンライン形式で実施予定です。
環境教育の重要性
環境問題への意識が高まる中で、子どもたちに早い段階から環境に配慮した生活を教えることは非常に重要です。また、受賞者には北海道夕張郡のコカ・コーラ環境ハウスでの体験交流会にも参加する機会が与えられ、全国各地の受賞団体と経験を分かち合う貴重な時間を過ごすことができます。
結論
「第31回コカ・コーラ環境教育賞」は、未来を担う子どもたちが持続可能な社会を実現するための力となることを目指した取り組みです。小中高の学生たちの創造力を活かした活動がどのように実を結ぶのか、今後の展開が期待されます。環境に対する意識を高め、同時に地域社会とのつながりを深めるため、積極的な参加をお待ちしています。