セキュアヴェイルが日本サイバーセキュリティファンドの第一号出資先を決定
株式会社セキュアヴェイルは、サイバーセキュリティ分野において新たな挑戦を始めました。日本サイバーセキュリティファンド(NCSF)が設立されたのは、情報セキュリティへの関心が高まる中で、日本の企業を守るための重要なステップです。今回、NCSFの初の投資先として選ばれたのは、LRM株式会社が提供する国産社員向けセキュリティ教育クラウドサービス「セキュリオ」です。
なぜ「セキュリオ」なのか?
サイバー攻撃による被害は、年々深刻化しています。特に、情報セキュリティの観点から見ると、従業員の意識の向上が極めて重要な課題として指摘されています。情報処理推進機構(IPA)が毎年公表している情報セキュリティの10大脅威でも、人的ミスは上位にランクインし、そのための対策が求められています。そんな背景の中、「セキュリオ」は日本の企業にとって必須のツールとして急速に注目を集めています。
「セキュリオ」とは
LRMが提供する「セキュリオ」は、クラウドベースのセキュリティ教育プラットフォームで、主に以下の機能を持っています:
- - 標的型攻撃メール訓練:実際のサイバー攻撃を想定した訓練メールを使用し、従業員の注意を喚起します。
- - eラーニング:さまざまなセキュリティ関連の教材が用意されており、社員が自己学習を通じてスキルを向上させることができる。
- - セキュリティアウェアネス:定期的なテストを通じて、情報セキュリティに対する意識を高める工夫がされています。
これには、実際に数千の企業が導入済みで、大手企業から中小企業まで幅広く利用されています。LRM社の代表取締役CEOである幸松 哲也氏は、この出資が日本の情報セキュリティ業界のエコシステムの強化に貢献することを期待しています。
日本におけるセキュリティ教育の重要性
近年、デジタルトランスフォーメーション(DX)が進み、企業の情報資産を守るためのセキュリティ対策の必要性が増しています。企業が導入するセキュリティ対策は多岐にわたりますが、人的なミスからくるリスクを減少させるためには、従業員一人ひとりの意識を高めることが不可欠です。「セキュリオ」は、そのニーズに応えるべく設計されており、日本に特化した教育プログラムを通じて、高品質なセキュリティ教育環境を提供しています。
最後に
セキュアヴェイルがNCSFの初の出資先としてLRM社を選定したことは、日本の企業におけるサイバーセキュリティの意識向上とその実践の重要性を改めて示しています。今後、この投資が日本の情報セキュリティ業界の底上げに貢献し、さらなる成長を促すことが期待されます。セキュアヴェイルとLRMの連携が、より強固なセキュリティ体制の構築に寄与することを願ってやみません。