サントリーのリサイクル快挙
2025-09-29 15:56:07

サントリー、100%リサイクルPETボトルの販売本数が200億本を達成!

サントリー、累計200億本の100%リサイクルPETボトルを販売



サントリー食品インターナショナル株式会社が、提供する100%リサイクルPETボトルの販売本数が累計で200億本を超えました。この成果は、2012年からの取り組みによるもので、同社は日本の清涼飲料業界において初めて「ボトルtoボトル」水平リサイクルを採用。これは使用済みのPETボトルを新たな原料として再生することで、環境への負荷を大幅に軽減する画期的な手法です。

ボトルtoボトルリサイクルの重要性



「ボトルtoボトル」リサイクルの仕組みは、化石由来の原料を使用せず再利用を可能にするため、資源の循環利用が促進されます。この手法により、CO2の排出量も約60%削減できるとのことです。サントリーが採用したこの技術は、ペットボトルのリサイクルが持つ重要な価値を実証するものといえます。

日本のペットボトルリサイクルの現状



日本のペットボトルの回収率やリサイクル率は非常に高く、約90%に達しています。これは、ペットボトルの回収スキームが確立されていることからも明らかです。サントリーは、2030年には「ボトルtoボトル」リサイクル比率を50%に引き上げることを目標に掲げており、現在は約30%となっています。この進展は、環境保護への取り組みが進む中での重要なステップです。

200億本突破の背景



今回、200億本を突破した背景には、消費者がペットボトルを資源として扱う意識の高さがあります。生活者の皆さんが、ペットボトルやラベル、キャップを適切に分別してくれたおかげで、リサイクル活動が円滑に進んだのです。この結果、化石由来の原料の新規使用量は40万トンを超える削減に成功しました。また、2023年からは全てのペットボトル商品で2本に1本が100%リサイクルPETボトルとなっています。

「GREEEN DA・KA・RA」の取り組み



サントリーは「GREEN DA・KA・RA」シリーズの「やさしい麦茶」「やさしいルイボス」「やさしいコーン茶」全品において100%リサイクルPETボトルを使用しています。このように、製品からのサステナビリティへの意識も高めています。

課題と今後の展望



一方で、リサイクル推進にはいくつかの課題もあります。家庭内での分別は進んでいるものの、外出先では十分に分別が行われていないことが問題です。また、飲み残しや汚れたペットボトルはリサイクルが難しいため、啓発活動が求められます。サントリーは、ペットボトル飲料の飲み終わりをきっかけに、分別の重要性を訴えるCMやWEB動画を制作し、学校や商業施設での出張授業を通じて、その意識向上に力を入れています。

サステナビリティの目標



サントリーグループは「人と自然と響きあい、豊かな生活文化を創造する」という理念のもと、持続可能な社会の実現を目指しています。2019年のプラスチック基本方針では、2030年までにすべてのペットボトルにリサイクル素材または植物由来素材を使用し、化石由来原料の使用をゼロにする目標を設定しました。今後もその取り組みを継続し、持続可能な社会の形成を促進していく予定です。

サントリーの活動は、環境保護に向けた大きな一歩となっており、他企業への影響も期待できるでしょう。これからもリサイクルに注力し、より良い未来を目指す姿勢は、多くの人々に支持されることでしょう。


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会社情報

会社名
サントリー食品インターナショナル株式会社
住所
東京都港区芝浦3-1-1田町ステーションタワーN
電話番号

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