商船三井グループ、サステナビリティ・リンク・リース契約を締結 - ケミカルタンカー「BONITA ANA」で環境目標達成へ
商船三井グループのMOL Chemical Tankers Pte. Ltd.(以下「MOLCT」)は、東京センチュリー株式会社と、ケミカルタンカー「BONITA ANA」を対象に、日本初のサステナビリティ・リンク・リース契約を締結しました。これは、商船三井グループの環境戦略「商船三井グループ 環境ビジョン2.2」の一環として、サステナビリティ課題の解決に向けた取り組みを加速させるものです。
今回の契約では、商船三井グループの環境戦略と整合したサステナビリティ・パフォーマンス・ターゲットを設定。目標達成状況に応じてリース料が減額される仕組みとなっています。環境負荷の低減と経済効率性の向上を両立させる画期的な取り組みと言えるでしょう。
東京センチュリーは、本邦初の「サステナビリティ・リンク・ファイナンス及びトランジション・リンク・ファイナンス・フレームワーク」を策定し、本リース契約はその第一号案件となります。同社は、日本型オペレーティングリース(JOLCO)を通じて、企業のサステナビリティ戦略実現を支援するイネイブラーとして、今後も積極的に取り組んでいく予定です。
商船三井グループは、グループ経営計画「BLUE ACTION 2035」において、環境戦略を主要戦略の一つと位置づけ、2050年ネット・ゼロエミッションの実現を目指しています。今回のサステナビリティ・リンク・リース契約は、その目標達成に向けた取り組みの一環であり、ステークホルダーとの共創を通して環境課題の解決に取り組む姿勢を示しています。
今後、商船三井グループは、サステナブルファイナンスを継続的に実施していくとともに、環境負荷の低減、安全運航、社会貢献などの活動を積極的に推進していくことで、持続可能な社会の実現に貢献していくことを目指しています。