ホーユーの調査が示すヘアカラーの効果
ホーユー株式会社が実施した最近の調査によれば、ヘアカラーリングが生活品質と身体の機能に好影響を及ぼすことが確認されました。この調査の結果は、専門家が集まる第2回日本化粧品技術者会学術大会にて発表され、多くの関心を集めています。
生活の質の向上
この研究では、ヘアカラーリングを受けた参加者の生活の質がどのように向上するのかに焦点を当てました。調査結果によると、ヘアカラーリングを施した直後から、その効果が現れ、2週間後まで髪に対する満足度は持続するという結果が得られました。これは、髪の色が変わることから自己イメージが向上し、それが日常生活にポジティブな影響を与えることを示しています。
4週間にわたる品質の向上
さらに、この調査の中では、WHOが開発した生活の質を測る国際基準であるWHO QOL26を使用し、ヘアカラーリング後1週間から4週間にかけて、被験者の生活の質が継続的に向上していることが確認されました。特に、心的領域で顕著な改善が見られることから、ヘアカラーリングが精神的な健康にも寄与しているということが示唆されます。
身体機能の改善
驚くべきことに、ヘアカラーリングを行った後、2週間を経た時点で、被験者の身体機能も改善することが観察されました。具体的には、耳・肩・腰の姿勢が直線的になるという評価で、ヘアカラーリング前と後で有意な姿勢の向上が見られました。この改善は、ストレートネックや猫背の改善とも関連しており、ヘアカラーのポジティブな心理的変化が体の姿勢にも影響を及ぼすと考えられました。また、握力も有意に上昇し、この期間中の社会的な交流の増加が影響した可能性が示唆されています。
新たな価値の発見
これらの調査結果は、もちろん美容業界におけるヘアカラーの位置づけを変えるポテンシャルを秘めています。ヘアカラーリングは単なる見た目の変化にとどまらず、心理的な健康や幸福感を向上させる役割を果たすことが明らかになりました。今後、ホーユーではヘアカラーリングの心理的効果に関するさらなる研究を行い、「ヘアカラーリングセラピー」といった新たな切り口を開く可能性が期待されています。
ホーユーの使命と未来
ホーユーは1905年に創業し、「健康で美しい髪」を全世界に届けるために努力しています。今後も、調査結果をもとに、心理的効果を実証しつつ新しい価値を生み出し続けることで、顧客の幸福度を向上させ、持続可能な社会の発展に寄与していくことを目指しています。私たちのビジョンは、単に髪色を変えることだけでなく、その背後にある広範な健康効果を証明していくことにあります。
調査の概要
- - 参加者:45-66歳の日本人女性、白髪のある方 48名
- - 実施場所:ホーユー社のスタジオ東京
- - 実施日:2024年4月5日~7日
会社の概要
ホーユー株式会社は、家庭用及びプロ向けのヘアカラー・頭髪化粧品の分野で確固たる地位を築いています。創業から100年以上にわたる歴史を持ち、常に新しい挑戦と革新を続けています。
今後とも、ホーユーは進化し続け、ヘアカラーを通じて皆様の生活に喜びを提供していきます。