M&Aサクシード導入
2025-05-20 15:26:35

商工組合中央金庫が「M&Aサクシード」を導入し中小企業支援を強化

商工組合中央金庫がM&Aプラットフォームを導入



株式会社商工組合中央金庫(商工中金)が、法人限定のM&Aプラットフォーム「M&Aサクシード」を導入したことが発表されました。M&Aサクシードは、Visionalグループ傘下の株式会社M&Aサクシードが運営するオンラインプラットフォームで、企業の譲渡や承継を考える中小企業オーナーに新たな選択肢を提供するものです。

新サービスのスタート



このプラットフォームは、金融機関の業務支援を強化するもので、様々なM&A検討フェーズに応じたサポートを実現します。譲渡をまだ検討していない段階から、成約までの幅広いサービスが利用可能です。金融機関がM&Aサクシードを活用することで、企業オーナーは市場のリアルタイムな反応を知ることができ、事業承継に向けての具体的なアクションを考えるきっかけになります。

商工中金は中小企業のオーナーが抱える事業承継問題に真剣に取り組んでいます。2024年4月には、M&Aアドバイザリー部を新設し、全国47都道府県で中小企業へのM&A支援を強化する計画です。これは、地域経済の発展に寄与することを目的にしています。

オーナー経営者へのサポート



商工中金のM&Aアドバイザリー部の部長、伊藤孝浩氏は「地域社会の発展と経済の活性化を目指して、中小企業の課題を一緒に考える」とコメントしています。M&Aサクシードの導入により、デジタル領域と独自のノウハウを組み合わせ、より良い支援を提供することを目指しているとのことです。この取り組みは、企業の持続可能な成長のための重要なステップとして位置づけられています。

M&Aサクシードの特徴



「M&Aサクシード」は、譲渡を希望する企業と譲受企業をオンラインで結ぶプラットフォームです。このプラットフォームでは、法人会員として登録した譲受企業のみが案件情報を閲覧でき、交渉の際は専門家がサポートを行います。譲渡を検討している企業のオーナーも、自社の概要を匿名で登録し、譲受企業から直接オファーを受けることが可能です。これにより、M&Aの透明性とオープン化が進められています。

また、自社の市場価値を把握するための「プレ市場」機能も提供されており、これにより企業は早い段階から事業承継を考えることができるようになります。2025年4月時点では、全国の譲渡案件が19,400件以上登録され、利用中の譲受企業は10,400社を超えると報告されています。

結論



商工組合中央金庫が「M&Aサクシード」を導入することで、中小企業の事業承継問題に対する支援体制がさらに強化されます。地域経済の活性化を図るための新たな取り組みが、今後どのように展開されていくのか注目です。デジタルトランスフォーメーションを通じてM&A市場の発展が期待されます。


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会社情報

会社名
Visional
住所
東京都渋谷区渋谷2-15-1渋谷クロスタワー
電話番号

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