ウェールズの劇団Hijinxが初来日！インクルーシブ演劇ワークショップ開催

ウェールズのインクルーシブ劇団Hijinxが初来日！

ウェールズを代表するインクルーシブ・シアターカンパニー「Hijinx（ハイジンクス）」がついに日本に上陸します。2025年9月28日（土）に東京・港区で開催されるこの特別な演劇ワークショップは、ウェールズ政府の文化交流事業として、2025年に予定される「日本におけるウェールズ年」を記念しています。このイベントは、SLOW CIRCUS（認定NPO法人スローレーベル）との共同開催となり、多様な身体性や感覚をもつ参加者が集まることにより、自由で即興的な表現を楽しむ場が設けられます。

Hijinxとその活動

Hijinxは、自閉症や学習障害を持つ俳優と共に独創的な舞台作品を創り、多くの高評価を受けています。特に、同劇団の代表作『Meet Fred』は、エディンバラ・フリンジ・フェスティバルやThe Herald紙で最高評価の5つ星を獲得し、その名は広く知られています。日本では、鳥取県で開催される「鳥の演劇祭」にてこの作品が初めて演じられる予定です。

ワークショップには、東京2020パラリンピックの開会式で注目を集めたSLOW CIRCUSのメンバーも参加。同グループは障害のあるパフォーマーを中心に活動しており、参加者は演劇ゲームや身体表現の手法を通じて「失敗を恐れずに表現する楽しさ」を体感します。

ワークショップの詳細

ワークショップは、東京都港区にある障害保健福祉センター「ヒューマンぷらざ」で行われます。このセンターは、すでに市民向けの普及活動として、隔月でSLOW CIRCUSのワークショップを実施しており、地域社会での障害者支援と健康促進を目指して常勤しています。

参加者の条件は、18歳以上70歳未満で、運動に制限のない方ならどなたでも可能です。定員は20名とし、応募者が多数の場合は港区内の在住者・通勤者・学生を優先します。申し込みは、NPO法人スローレーベルの公式サイトから行えます。なお、手話通訳も用意されており、聴覚に障害のある方への配慮もされています。

申込方法と締切

参加申し込みは、公式サイトのフォームから行います。身体状況の確認が必要な場合もありますので、事前にご了承ください。また、見学者は公式な申し込みなしで会場へお越しいただけます。ワークショップの申込締切は2025年9月18日となっています。

プレゼンテーションとQ&Aセッション

ワークショップ終了後には、Hijinxの活動紹介や、参加者と見学者とのQ&Aセッションが予定されています。このセッションでは、東京2020パラリンピック開会式でステージアドバイザーを務めた栗栖良依氏がファシリテーターを務め、参加者同士のインクルーシブな経験や創作の実践を共有する機会が設けられます。参加費は無料で、興味を持つ方はぜひご参加ください。

日本とウェールズの文化交流が進む中で、Hijinxのワークショップは、さまざまな人々が出会い、創造的な表現を楽しむ特別な機会となるでしょう。ぜひこの貴重なイベントをお見逃しなく！