羽田圭介の新刊
2025-11-27 12:15:52

芥川賞作家・羽田圭介が描く中野区の日常からの逸脱

芥川賞作家・羽田圭介の新作『その針がさすのは』



本日、芥川賞作家である羽田圭介の最新刊『その針がさすのは』が新潮社から発売されました。この作品は、東京都中野区を舞台にして日常からの逸脱を描くもので、第2回東京中野文学賞の大賞を受賞しています。

羽田圭介氏は、『スクラップ・アンド・ビルド』によりその名を広め、多数の話題作を世に送り出してきました。彼の作品は、独特の切り口と緻密に練り上げられたストーリーが特徴で、今回の新作も例外ではありません。

中野区の背景と物語の要素



『その針がさすのは』は、中野区での生活を通じて描かれる物語です。中野は現在、再開発の真っ最中ということもあり、街の風景は日々変化しています。サンプラザの閉館や高層マンションの建設が進む中、この街の過去や歴史に目を向けることで、新たな発見へとつながることになります。

特に注目すべきは、作品内で描かれる不妊治療や戦前の満州とのつながりという要素です。これらは登場人物たちの複雑な感情や背景に影響を与え、物語をより深くする要因になっています。また、ロレックス・デイトナやマッチングアプリ、ボン・ジョヴィといった現代的な要素も絡み合うことで、読者は思わぬ発見や共感を得ることができるでしょう。

著者自身、作品に対する想いを語っています。

自分にとって切実なこと、人から聞いた話を、中野を舞台に調理することで、今までなかなか形にできなかったものをまとめ上げることができました。中野には特有の空気感があって、それが創作の力を引き出してくれたのだと思います。


かもめんたる・岩崎う大のコメント



また、著名なお笑い芸人であるかもめんたるの岩崎う大氏も本作を絶賛しており、彼のコメントは次の通りです。

中野は不思議だ。機械時計も不思議だ。絶対なんかやってるって。じゃなきゃおかしい。この小説も。


このように、羽田氏の新作は、日常的な背景を持ちながらも、異なる視点や深いテーマを持って展開されることで、読者に深く響く作品に仕上がっています。

結語



『その針がさすのは』は、中野区を舞台にした物語であり、羽田圭介の新たな創作の頂点と言えるでしょう。この作品を通じて、私たちは日常の中に潜む不安や希望、そして異なる過去に触れることができます。ぜひ手に取り、自らの目でその魅力を感じてみてください。

著者:羽田圭介



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会社情報

会社名
株式会社新潮社
住所
東京都新宿区矢来町71
電話番号
03-3266-5220

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