株式会社オレンジが、2025年に開催される大阪・関西万博の「Global Startup EXPO 2025」に出展することを発表しました。このイベントは、経済産業省や日本貿易振興機構(JETRO)などが主催し、世界各国からディープテックスタートアップ、投資家、大学、企業の関係者が集い、グローバルな課題解決を目指す国際的なカンファレンスです。出展者の中から、特に注目される18社が選ばれ、海外のベンチャーキャピタル(VC)を前にして自社のサービスやプロダクトを発表する特別なピッチイベント「Startup Showcase」にも登壇します。
オレンジが出展するコンテンツには、2025年5月から北米でサービスを開始する電子マンガアプリ「emaqi」が含まれています。このアプリは、大手出版社と協力し、英語版のマンガ作品を幅広く収集した世界最大規模のラインナップを提供します。正規翻訳版の流通を促進することで、海賊版の抑止やクリエイターへの利益還元を目指しています。
さらに、オレンジでは、世界有数のAIエンジニアを揃え、独自に開発したマンガ特化型の深層学習モデルによる翻訳・ローカライズシステムも紹介予定です。この技術により、マンガが多言語に迅速かつ高品質に翻訳されることが期待されています。
「Startup Showcase」は、参加するスタートアップたちが海外のVCから直接フィードバックを受けられる貴重な機会でもあります。オレンジからは仲尾次グレゴリーが登壇し、彼の豊富な経験を基に自社プロダクトをプレゼンテーションします。
仲尾次は、PwC JapanやSMBC日興証券での経験を持つ専門家で、特にクロスボーダーM&Aに取り組んできました。彼はアメリカ・カリフォルニア出身で、海外のマンガファンとして苦労した背景から、オレンジのミッションに深く共感し入社したという経歴を持っています。このような背景を持つ仲尾次が、どのようにオレンジのビジョンを国内外に向けて広めていくのか注目です。
株式会社オレンジは「Creating a world where everyone enjoys manga」というビジョンを掲げ、多言語に翻訳されたマンガを世界中で楽しむ社会の実現を目指しています。自社のプラットフォーム「emaqi」を通じて、マンガの正規翻訳版の流通促進に貢献し、クリエイターの権利を守ることに力を注いでいます。
【会社概要】
・会社名:株式会社オレンジ
・所在地:東京都港区赤坂1-14-14 第35興和ビル
・設立:2021年4月
・資本金:17.2億円
・代表者:宇垣承宏社長
・公式サイト:https://orange.inc/ja
日本から世界へ、マンガ文化を広める挑戦を続けるオレンジの活躍に今後も注目しましょう。