アビームコンサルティング、新体制による人的資本経営の進化
アビームコンサルティング株式会社(東京都中央区、社長:山田 貴博)は、人的資本経営に関する支援体制の強化を目的に、ソニーグループのグローバル人事をリードしてきた安部和志氏を顧問として迎えることを発表しました。この新体制は、人的資本経営を通じた新たな価値の創造を目指しています。
人的資本経営の重要性
近年、企業の持続的成長において「人的資本経営」が重要な経営課題として認識されています。2023年から上場企業に対し、人的資本に関連する情報の開示が義務化される中で、「人材」が企業価値を形成する重要な要素として位置づけられるようになりました。さらに、2025年には、生成AIの進化や消費行動の変化、業界間の競争が一層激化する中、企業はこれまで以上に人的資本経営を進化させる必要があります。情報開示にとどまらず、価値を創造し、経営戦略と人材戦略の連携を深めることが求められています。
アビームコンサルティングは、これまでにも多くの企業と共に、人材マテリアリティの特定やKPI設計、人材投資の可視化に努めてきました。今後は、安部氏の豊富な経験を活かし、企業のニーズに合わせた人的資本経営の新たな形を提案・実装していく予定です。
新たな知見との融合による価値創造
新体制のもと、アビームコンサルティングは、特に生成AI時代における人材や組織のケイパビリティの最大化に注目しています。また、グローバルタレントの活用やタレントマーケットの形成にも力を入れ、経営成長や収益改善、資本効率の向上をサポートします。安部氏は、人的資本経営における高度な知見を武器に、経営の意思決定と現場の実態を結びつける役割を果たすことになります。
この新しい取り組みでは、経営戦略と人材戦略の両方を統合し、企業ごとの具体的な課題に即した実行可能なソリューションを提供することが目指されています。人材の獲得、育成、配置、そしてエンゲージメントに至るすべての側面を総合的に考慮し、人的資本を起点とした企業価値の向上を目指します。
安部 和志氏プロフィール
安部和志氏は、ソニーグループで人事関連業務を長年担当した経験を持ち、産業や事業特性に応じた人的資本経営を実践してきました。彼の経歴は、厚木テクノロジーセンターやソニーマニュファクチュアリングカンパニーUKでの仕事を含み、国際人事やテレビ事業部での経験も豊富です。アメリカでのエンターテイメント事業の人事管理を担当した後、ソニーグループの執行役員としても活躍しました。2025年には退任し、以後はアドバイザーとして多くの企業に人的資本経営の支援を行う予定です。
新しい体制のもと、アビームコンサルティングは、企業の成長に寄与する変革のパートナーとして、クライアントや社会と共に歩み、人的資本経営の新たな価値を創造していくことを目指します。
アビームコンサルティングとは?
アビームコンサルティングは、アジアを中心に広がるネットワークを背景に、企業や組織に向けた多様なマネジメントコンサルティングサービスを提供しているファームです。約9,000名の専門家が在籍し、金融、製造、流通、エネルギー、情報通信など幅広い分野に対応したサービスを展開。企業や組織と共に新たな未来の創造に貢献し、確実な変革を実現するための創造的なパートナーとして、国際的なビジョンを持ちながら活動しています。
詳細については、
アビームコンサルティングの公式サイトをご覧ください。