サッポロホールディングスが目指す持続可能な未来
サッポロホールディングス株式会社が、国際的な環境イニシアチブである「RE100」に加盟したことが発表されました。この加盟は、2040年までに同社が事業活動で使用する電力を実質100%再生可能エネルギーにすることを目指す意義深い取り組みです。
脱炭素社会実現に向けた第一歩
サッポログループは、環境との調和を経営の根幹に据え、「グループ環境ビジョン2050」を策定しており、2050年までに温室効果ガスの排出量をネットゼロにし、全ての使用電力を再生可能エネルギー由来にする中長期目標を掲げています。この目標に対する具体的な施策として、全事業拠点における省エネルギーの推進や、国内外における太陽光発電設備の導入が行われています。
確実なステップでの達成を目指す
2024年3月には2030年温室効果ガス排出削減目標について、SBTiから認定を受けており、その中でもFLAG関連排出の削減目標は国内初の取得となりました。このように、サッポログループは生産拠点や営業拠点だけでなく、原料生産農地にまで範囲を広げ、温室効果ガスの排出削減に取組んでいます。
特に、サッポロビールはグループ全体の温室効果ガス排出の約50%を占めており、購入電力の100%を実質再エネ化する計画を2030年から2026年まで前倒しして実現することを決定しました。この取り組みは、サッポログループ全体のネットゼロの実現を加速する重要なステップです。
JCLPの支援を受けた具体的取り組み
新たに「RE100」に加盟するにあたり、持続可能な脱炭素社会実現を目指す日本気候リーダーズ・パートナーシップ(JCLP)からの支援を受けています。この支援は、企業が脱炭素社会への移行をリードするための重要な要素となっています。
サッポログループは、「RE100」への加盟によって、再生可能エネルギーの積極的な活用を進め、持続可能な社会の早期実現に貢献していく方針です。これにより、企業としての責任を果たし、次世代に向けた持続可能な未来を築くことを目指します。
まとめ
サッポロホールディングスの「RE100」加盟は、持続可能な社会の構築に向けた前向きな取り組みです。本取り組みが全体のエネルギー消費をどのように変えていくのか、今後の動向が注目されます。消費者としても、このような企業の取り組みに目を向け、環境意識を高めることが重要です。サッポロビールについての問い合わせは、同社のお客様センター(0120-207-800)まで。