シフト作成時短を実現した福祉交流施設たんぽぽの取り組み
社会福祉法人にかほ市社会福祉協議会が運営する福祉交流施設たんぽぽが、シフト自動作成ツール『HRBEST(ハーベスト)』を導入しました。名古屋大学発のAIベンチャー、株式会社トライエッティングの提供するこのツールは、従来のシフト作成にかかる時間を大幅に削減することができ、今や多くの福祉事業所にとって不可欠な存在となりつつあります。
導入の背景
福祉交流施設たんぽぽでは、訪問介護、通所介護、短期入所の3つの介護サービスを提供しています。中でも特にデイサービスとショートステイでは、職員の希望休を考慮し、送迎業務を含む複雑なシフト作成が求められるため、非常に多くの工数がかかっていました。この課題を解決するため、ワンクリックでシフトを作成できる『HRBEST』の導入が決まりました。
シフト自動作成による成果
作業時間の大幅削減
導入前はシフト作成に合計10時間を要していましたが、『HRBEST』を活用することで、その時間がわずか2時間に短縮されました。これにより、業務の効率化だけでなく、職員の負担軽減にもつながりました。
送迎業務のシフトも自動反映
送迎車の運転業務を含むシフト作成が複雑でしたが、『HRBEST』ではこれらも自動的に反映可能です。これにより、担当者のストレスが大幅に軽減されています。
迅速なサポート体制
機能に関する要望や質問で窮屈さを感じることなく、サポートも迅速に対応してもらえるため、安心して長期的に利用できると好評です。担当者の小林英雄さんも、このツールを高く評価し、今後のさらに有効活用を期待しています。
今後の展望
小林さんは『HRBEST』導入後、ショートステイ事業所のシフト作成に要していた作業時間を80%も削減できたとし、厨房や看護師のシフト作成にもこのツールを導入する準備を進めています。これにより、更なる業務効率化を目指しています。
『HRBEST』の特徴
このシフト自動作成ツールは、スタッフの労働条件や希望に応じて、シフトをたった2ステップで自動化します。具体的には以下の機能が搭載されています。
1.
スマホでのシフト交渉: スタッフ間での希望や確定通知がすべてスマホで完結し、従来のような転記ミスも防げます。
2.
能力に応じたシフト作成: 各スタッフのスキルに応じた最適化されたシフトを自動的に作成します。
3.
一発でシフト完成: 自動作成ボタンを押すだけで、立体的な条件を考慮したシフトが瞬時に作成されます。
福祉交流施設たんぽぽでは、安心で質の高い介護サービスを提供することを理念に掲げ、こうした最新技術を積極的に取り入れることで、より良いサービスの向上を目指しています。今後も福祉業界における新しい試みとして注目されるでしょう。
【会社情報】
福祉交流施設たんぽぽ
所在地: 秋田県にかほ市
提供サービス: 訪問介護、デイサービス、ショートステイ
公式ホームページ:
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株式会社トライエッティング
所在地: 愛知県名古屋市
設立: 2016年6月6日
事業内容: 業務特化型AIの製品販売
公式ホームページ:
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