新たなイノベーション「きゅうりのバスソルト」の誕生
環太平洋大学(IPU)と岡山県立興陽高等学校、石川県立輪島高等学校の3校が共同で開発した「きゅうりのバスソルト」が、このほど完成しました。このプロジェクトは、地域の資源を活かした商品を作ることを目的としており、特に「学生イノベーションチャレンジ推進事業」に基づいて行われました。
地域の特産品を活用した商品開発の取り組み
大池淳一准教授率いる現代経営学科の学生たちは、地域をつなぐ「IPU Hub Project」として、多様な関係者との協力のもとで商品開発に取り組んでいます。このプロジェクトに参加した学生たちは、自らのアイデアを形にすることを目指し、さまざまな知識や技術を結集しました。
完成したバスソルトには、岡山県立興陽高校で生産されたきゅうりが使われており、見た目には規格外のものも含まれています。これに、輪島高校のビジネスコースの生徒らによるオリジナルのアイデアを加え、能登の塩がブレンドされることで新しい風味が生まれました。さらに、岡山の特産品「マスカット」の香りが加わることで、独自の特徴を持つ商品へと仕上がっています。
完成のお披露目と販売の前触れ
「きゅうりのバスソルト」は、12月19日(木)に完成のお披露目が行われました。このイベントには、興陽高校から来た生徒5名とIPUの学生が参加し、オンラインで輪島高校の生徒たちも加わりました。参加者たちは、共同で目標を達成した喜びを分かち合い、相互の交流を深めました。
初めての販売会へ向けて
商品は、12月28日(土)に金沢市の近江町市場館広場で行われる販売会にて初めて世に出る予定です。この販売会では、3校合同での出店が行われ、売上の一部は輪島高校の今後の活動資金として活用されることになっています。このように、地域に根ざした活動を通じて、学生たちは自らの学びを深め、実践力を養っています。
未来への展望
IPU・環太平洋大学では、今後も多様な専門分野で高等学校との連携を強化し、地域と共に成長していくことを目指しています。これからも学生たちが参加する新たなプロジェクトに期待が寄せられており、「きゅうりのバスソルト」はその道しるべとなるでしょう。地域資源を最大限に活用し、未来につながる持続的なイノベーションが促進されることを願っています。