Sysdigの新セキュリティ機能
2025-10-20 12:32:19

Sysdigが新たなセキュリティイノベーションを導入 - 可視性と対応力を向上させるMCPサーバー発表

Sysdigの新たなセキュリティイノベーション



2025年10月15日、米カリフォルニア州サンフランシスコにて、リアルタイムクラウドセキュリティのパイオニア、Sysdigが新たな「Model Context Protocol(MCP)サーバー」と「パートナー統合ハブ」の提供を開始しました。この革新的なテクノロジーにより、SysdigのユーザーはAIを駆使したセキュリティの洞察を、エコシステム全体で利用できるようになります。

大幅な可視性とインサイトの強化



Sysdigの新しい取り組みは、特にアプリケーションセキュリティ、サプライチェーンリスク、API保護といった多様なセキュリティツールから得られる情報を統合します。これにより、組織は脆弱性やリスク、脅威の詳細をより正確に検証できるようになります。クラウド資産の全ての稼働場所や所有者を可視化することで、セキュリティチームは迅速かつ的確にリスクを評価し、対処することが可能になります。

Sysdigのプロダクト担当バイスプレジデント、シャンタヌ・ガッタニは「コンテキストはセキュリティの鍵であり、AIの時代においてはそれが全てだ」と強調します。顧客は外部ツールからのデータをSysdigプラットフォームに取り込むことで、自身のAIツールチェーンや既存のワークフローに直接つなげることができ、より高いセキュリティを実現します。

AIによるリアルタイム対応の進化



MCPサーバーはChatGPTやClaude、Geminiなど多様なAIプラットフォームとSysdigのAPIを統合。この結果、AIを活用したワークフローにリアルタイムのクラウドセキュリティ情報を取り入れることが可能になります。これにより、インテリジェントな自動化、迅速な意思決定、即時に実行できる対応を可能にし、全体的なセキュリティの強化が期待できます。

具体例として、Sysdigは重大なランタイムイベントを検出した際、MCPサーバーを利用してSlackや Microsoft Teamsを通じてエンジニアに通知します。例えば、クリプトマイナーが稼働していないかを確認し、その情報が何かしらの形で見つかれば、すぐにセキュリティチームへ連絡を取ることができます。

統合によるさらなる優位性



また、SysdigパートナーであるTorq社のChris Coburn氏も「Torq HyperSOCは、クラウドセキュリティチームに必要な行動可能なコンテキストを提供します」と述べ、このテクノロジーは組織のリスクを大幅に削減すると強調しています。

Sysdigのパートナー統合ハブは、CheckmarxやMend.ioなど他のパートナープラットフォームとの双方向接続が容易で、ユーザーはより深いリスクの把握が可能になります。ランタイムの脆弱性を特定のリポジトリや担当者に結びつけることで、対応速度を最大76%短縮することができ、手動での優先度付けやトリアージ作業も大幅に軽減されます。

まとめ



これらの革新により、Sysdigは顧客へのセキュリティ価値を大きく向上させることを目指しています。Sysdigが導入するMCPサーバーとパートナー統合ハブは、リアルタイムクラウドセキュリティに新たな可能性をもたらします。今後の発展に期待が高まります。なお、この新機能は本日より全Sysdigユーザーに提供されることが発表されています。


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会社情報

会社名
Sysdig Japan合同会社
住所
東京都港区赤坂5-5-18 AUSPICE赤坂 4階
電話番号

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