愛知県豊橋市で、生活者がもっと野菜を摂取できるようにするための実証実験が、2025年1月11日から2月28日まで行われます。
この実証実験は、株式会社ヤマナカ、東芝テック株式会社、そして東芝データ株式会社が連携し、カゴメ株式会社とも共同で実施するもので、健康的な食生活の改善を目指しています。この取り組みは、愛知県豊橋市が進める「健幸なまちづくり条例」に基づくもので、市民の健康的な生活を促進するための一環です。
豊橋市では、市民に対する食生活改善の啓発活動を行っていますが、以前はそれがどの程度効果を上げているのかが不明でした。この実証実験では、参加者に「スマートレシート®」と「ベジチェック®」という最新のデジタルツールを活用し、具体的なデータを取り入れたアプローチで野菜摂取の啓発効果を測定します。
実証実験の詳細
- - 期日: 2025年1月11日から2月28日
- - 場所: ヤマナカ豊橋フランテ館
この期間中に開催される「野菜をもっと食べようキャンペーン」では、参加者が「ベジチェック®」で自身の野菜摂取量を測定し、そのデータを「スマートレシート®」で管理・分析することで、その効果を評価することを目指しています。特に、野菜を多く購入した顧客に対しては、抽選でポイントが進呈されるなどのインセンティブも設けられています。これにより、参加者は楽しく積極的に野菜を摂取する動機づけを受けられるのです。
各社の役割
このプロジェクトに関与する各社は、次のような役割を持っています。
- - ヤマナカ: 実証実験の場を提供
- - 東芝テック: 電子レシートサービスを通じたキャンペーンの販促
- - 東芝データ: データ分析と実験企画
- - 豊橋市: 野菜摂取の啓発キャンペーンの主催
- - カゴメ: 野菜摂取の評価とそのデータ提供
野菜摂取の啓発ツール
特に注目すべきは「ベジチェック®」。これは自身の野菜摂取量を、わずか30秒で測定できるデジタル機器です。手のひらをセンサーに当てるだけで結果が分かり、手軽に利用することができます。他のサービスとの連携によって、さらに行動変容が促進されると期待されています。
また、「スマートレシート®」は、購入商品を電子管理する新しいシステムです。紙のレシートを必要とせず、スマートフォンで購入履歴を確認できるため、利便性が大幅に向上し、環境にも配慮されています。
この実証実験が成功すれば、豊橋市の市民の健康を支える新たなモデルケースとなることでしょう。各社の協力を得て進むこの食生活改善への取り組みに、多くの人々が期待しています。