日本ガイシからの社外出向人材を受け入れ、AIソリューションの強化を図るLaboro.AI

Laboro.AI、日本ガイシから社外出向人材を受け入れ

AI・人工知能ソリューションの開発を行う株式会社Laboro.AI（以下、Laboro.AI）が、名古屋市の日本ガイシ株式会社から社外出向人材を受け入れることを発表しました。2025年10月1日から参画するこの社員は、プロジェクトマネジメント業務やコンサルティング業務などを担当します。これにより、両社はAI産業応用のノウハウを共有し、製造業のコア領域での技術革新を目指す狙いがあります。

受け入れの背景

政府は2025年9月に開催した第1回人工知能戦略本部で、「世界で最もAIを活用しやすい国」を目指す方針を打ち出しました。その中の第一の柱として「AIを使う」ことが掲げられ、多様な課題に対するAI活用促進が進められています。特に製造業におけるAIの適用は、業務効率の向上やプロセス革新にとって重要なポイントとなっており、Laboro.AIは製造業でのAI導入支援を強化するために、経験豊富な人材を受け入れることにしました。

ソリューションデザイナとは

Laboro.AIにはソリューションデザイナというオリジナル職種があり、テクノロジーとビジネスの橋渡しをする役割を担っています。この職種の人材は、AIに関する専門知識とともにビジネスの理解も必要です。社外出向で受け入れられる社員は、クライアント企業のニーズに応じたAIソリューションを提案し、有効なプロジェクトマネジメントを行うことが求められます。具体的には、AIプロジェクトの企画・管理、課題ヒアリング、AIモデル開発の推進など多岐にわたる業務に従事します。

企業側の意見

Laboro.AIの代表取締役CEO・椎橋徹夫氏は、日本ガイシからの人材受け入れが両社にとって重要なステップであり、AIを製造業に応用するために専門的なプロフェッショナルを育成することが期待されていると述べています。また、日本ガイシの専務執行役員・宮嶋敦氏も、当社との共同作業によって、製造現場のAI活用能力を向上させることを目指していると強調しています。

今後の展望

今回の受け入れにより、Laboro.AIはこれまでのAI開発の経験を活かしながらさらなる技術革新を目指すとともに、AI導入におけるコンサルティング能力の向上を図ります。また、製造業におけるAI導入の重要性も高まっており、両社の協力を通じて日本の基幹産業のさらなる発展に貢献する期待が寄せられています。この取り組みが新たな技術革新に繋がることを楽しみにしています。