宇宙利用の新展開
2025-10-03 17:53:08

アクセルスペースがGeoimageと衛星画像の新たな世界に挑戦

アクセルスペース、Geoimageとパートナーシップを締結



株式会社アクセルスペースは、オーストラリアのGeoimage社との新たな販売パートナーシップ契約を結びました。これにより、両社は小型地球観測衛星「GRUS-1」を活用し、農業、環境、インフラなどの幅広い分野において、顧客ニーズに応えるソリューションを提供することを目指します。

IAC 2025での契約発表



シドニーで開催された国際宇宙会議(IAC 2025)、この重要な場で、GeoimageのCEOであるMark Covington氏と、アクセルスペースAxelGlobe事業本部長の深澤達彦氏が会見を行いました。この契約は、両社が持つ技術と専門知識を結集し、オーストラリアにおける衛星画像市場での競争力を高めるものです。

技術の融合



アクセルスペースは、2018年に打ち上げたGRUS-1の初号機を始め、2021年に追加した4機を入れると、地上分解能2.5mの高頻度な光学画像を世界中に提供しています。そして2026年には、次世代地球観測衛星「GRUS-3」を7機打ち上げる予定で、今後もさらに高度な技術を求めていきます。

Geoimageは1988年に設立され、長年にわたり衛星画像プロバイダーとのパートナーシップを重視。これにより、リモートセンシングの分野で卓越した技術力を誇っています。両社が協力することで、農業や環境問題へのソリューションを提供し、意思決定を支援することが期待されます。

Geoimage CEOのコメント



Mark Covington氏はコメントで、アクセルスペースの本社を訪問した際にその技術力に感銘を受けたことを振り返りました。「地球観測の未来は、可能な限り高い地上分解能にある」との自身の信念は、GRUSのコンステレーションの広範な撮影能力によって凌駕されたと述べています。このパートナーシップによって、大規模土地管理向けの新たな製品が誕生することに期待を寄せています。

アクセルスペースのアプローチ



アクセルスペースの深澤事業本部長は、Geoimageとのパートナーシップを結べたことを光栄に思うと語ります。Geoimageは、先進的な衛星技術とその技術を必要とする業界をつなぐ重要な役割を果たしています。これからを見据え、オーストラリアのニーズに応えるために、GRUSコンステレーションから得られるデータを活用した実践的なソリューションの提供を目指しています。

写真やデータの未来



アクセルスペースが掲げるビジョン「Space within Your Reach〜宇宙を普通の場所に〜」は、確固たる理念として根付いています。小型衛星の設計・製造・運用技術を通じて、誰もが宇宙を利用できる社会の実現を目指しており、この新たなパートナーシップはその一環として期待されています。日本を代表する宇宙関連企業として、アクセルスペースの商品は多様な産業のニーズに応え、地球観測の未来を開く鍵となることでしょう。

私たちは今後、GRUS-1と次世代のGRUS-3によってオーストラリアの環境や農業、インフラに貢献できることを願っています。これらの技術を駆使し、より良い未来の実現に向けて共に歩んでいきます。


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会社情報

会社名
株式会社アクセルスペース
住所
東京都中央区日本橋本町三丁目3番3号Clipニホンバシビル
電話番号
03-6262-6105

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